ずっと以前のテレビ番組でやっていたのですが、わんこの2頭に1頭は、テレパシー犬なんだそうです。
番組で紹介されていたわんこは、朝「行ってらっしゃい」とご主人を見送ったあとずっと玄関に座り、ご主人が無事会社に着いたその時間に、ようやく安心したかのようにベッドへ戻ってくつろぐ。
夜は夜で、ご主人が仕事を終え、宴会に行き、さて帰宅しようと車に乗った、まさにその時、それまでリビングでくつろいでたその子は再び玄関に向かい、ご主人の帰りを待つのだそうです。
つまり、「会社に着いた」 ・ 「仕事は終わったけど宴会に行く(まだ帰ってこない)」 ・ そして「家路に向かう(帰ってくる)」をその子はテレパシーで感じているんだそうです。
番組では、わんこの反応する(吠える)言葉を使って、テレパシーがあるかどうかを確認する方法も紹介していましたが、ぽちはほとんど吠えない犬なので確認ができないな〜と思っていました。
でも、ここ数年、ぽちももしかして?と思うようになりました。
たまに、わたしの外出を夫と留守番して過ごすぽちですが、夫いわく、ぽちは私が帰宅する気配を感じているらしく、足音が聞こえるであろう時間よりずっと前から、ベッドを出て玄関で待つという行動を取っているそうです。
確かに、帰宅して玄関をあけるとぽちが「テヘ」って顔をしてしっぽをゆるく振って迎えてくれることがあります。
ただし、ぽちがひとりでお留守番の時は、私の帰宅を玄関で迎えることはほとんどありません。
ひとりでお留守番の時は、ちんまりとベッドの中や手前でオスワリして、「ただいま」と私が声をかけ、頭を撫でるのを待っている事がほとんどです。
夫と二人のお留守番と、ぽちひとりのお留守番で、ちょっと行動が違うのはなぁぜ?(笑)
ちゃんと気がついていても、わかりやすく行動を起こさないわんこもいますからね。
ぽちはそっちのタイプかな?と思います。
それを「テレパシー」と呼ぶかどうかは置いといて、2頭に1頭ではなく、もしかしたら、わんこはみんなテレパシー犬なのかもしれないとすら、最近は思っています。
実は、つい先日、ぽちの大事な友達わんこが亡くなりました。

10月14日。
17歳と9ヶ月でした。
つい数年前まで、連休に突然ドライブに連れ出して、一緒にいろんなところをお散歩していました。
ぽちの和がマッサージを習ってからは、マッサージの練習をさせてもらったりもしていました。
柴犬って(柴犬に限らず?)、結構微妙な距離が必要なわんこで、ぽちが他のわんこと仲良く寄り添う姿をあまり見たことがありませんでした。(血気盛んな若い頃は特に)
が、ドライブの帰りにぽちと仲良く寄り添って舟をこぐほほえましい姿を見せてくれたのがVIEくんでした。

後部座席に2頭を残して買い物に行き、駐車場に止めた車に戻ったら、VIEくんの姿が見えなくて大慌て!
よくよく見たら、いつのまにやらVIEくんが後部座席から運転席に移動していて爆笑したり・・・。
なんだかいろんなことを思い出しました。
帰宅して、VIEくんを思いながら花を選び、花瓶に生け、そして、ぽちに報告しました。

「VIEくん、亡くなったんだって。」
ぽちは、なにか特別の行動を取った訳ではありませんが、でも、わかっていると思います。
亡くなったんじゃないよ、帰ったんだよ。
そう言ってるかも?

VIEくん、たくさんの楽しい思い出をありがとう!!