長い文章は書かないようにしようと自戒しているのですが、今日は超長文です。(^_^;)
ぽちさん、間もなく14歳。
2月に血液検査をして、腎機能の低下がわかりました。
一時的なものであることを祈りつつ数日後に再検査をしましたが、結果はやっぱりクロでした。
腎臓は不可逆性の臓器です。
一旦壊れてしまった細胞は元に戻ることはないと言われます。
なので、動物病院で処方される薬は補助療法を目的としたものにあたります。
2月26日から投薬を開始しました。
ひとつは降圧剤で、もうひとつは吸着剤。
まもなく4週間になるところです。
吸着剤を使ったごはんに四苦八苦していた様子は、ブログにも書きましたが、いらないものを吸着してくれるハーブがあれば良いのに・・・としみじみ思ったものでした。
さらに、吸着剤を使った料理をいろいろ工夫していて気が付いたのが、吸着剤って意外とザラザラしているということ。
正直、これって粘膜にどうなんだろう?と思いました。
ハーブをやってる身としては粘膜ケアのハーブを使いたいところですが、もしかしてそれで吸着剤の働きが弱まる可能性もあったりする?と躊躇していました。
降圧剤が始まってからのぽちの様子ですが、飼い主の印象としては、著しく運動量が低下したように感じました。
お散歩ではトボトボですけど歩きますし、ごはんも食べます。
が、それ以外はベッドの移動もなく、ひたすらケージの中で眠り続けます。
しかも、眠りが深いように感じました。
数回声をかけてようやくもやもやっと顔をあげる感じ。
シニアになると「寝てばっかり」と言いますし、実際ぽちもそうでしたが、でも、なんか前とは違った眠り。
飼い主だからの「以前の眠りとは違うな〜」という感覚です。
運動量の低下とともに、短期間のうちに坂道を転げ落ちるように筋肉量も落ちていった気がします。
そして、4週間ほどの間に2回の下痢をしました。
もちろん、下痢はこれまでにも何度か経験していますが、昨日は初めて見たタール便。
ドロドロとした黒い粘液質のうんちに混じって、黄色いゼリー状のものが一緒に出てきました。
うんちがぷるんとコーティングされてる程度の粘膜便は過去にも何度かありましたが、これほどのひどい粘膜便は初めてでした。
そして、頭をよぎったのは、吸着剤って粘膜を傷つけないのかな?と思った例の疑問。
昨日はぽちの鍼の病院だったのですが、朝のお散歩の時だけでなく、病院の帰りにも黄色いゼリーの混じったタール便を2回しました。
これが普通の下痢・粘膜便で、1回で治まってくれていれば、あまり深くは考えなかったかもしれません。
ぽちの鍼の先生(W先生)は、もともとは西洋医学をやってた獣医さんですが、今は東洋医学のみをなさる方。
血液検査の結果、現在のお薬などをお話した結果、「私も昔はお薬を出してましたけどね。」と笑いながら先生の口から出てきたのが「ホモトキシコロジー」でした。
腎不全にホモトキシコロジーが有効という結果がいろいろ出ているそうです。
※ホモトキシコロジーについては、 腎不全 ホモトキシコロジー ” で検索していただくと、様々な情報が得られます。ホモトキシコロジーで、腎不全の治療に使用するレメディーは
・ソリダゴ
・コエンザイム
・ユビキノン
ソリダゴ?
えっと、それ聞きおぼえがあるんですけど?・・・・と思ったら、どうりで、ハーブの名前です。
しかも、腎臓ケアに時々用いるハーブ。
わが家の緑の薬箱にもそのハーブがあります。(もちろん、レメディーとハーブは別物です。)
そして、コエンザイムもユビキノンも植物療法の世界で学んだ馴染み深いもの。
そして、お話の中で鍼の先生のおっしゃった「バランス」と言う言葉にハッとしました。
ハーブで大事なのも「バランス」です。
どこか一箇所にアプローチするのではなく、身体全体のバランスを見ながらハーブをブレンドしていきます。
ぽちはもともと腎の弱い子です。
ピンポイントに作用する医薬品が、時には負担になる事もあると思います。
蛇口と排水口で言うならば、直径5mmの排水口しかない子に、直径10mmの蛇口を付けてしまっては逆に負担が大きいということです。
いろいろ葛藤はあります。
でも、ソリダゴ?えっ?と思ったところから、タール便に混じった黄色いゼリーのこと、眠りの質が変わったな?と感じていたこと、吸着剤の疑問など、いろんなパーツが組み合わさって、ホリスティックという選択をすることに気持ちが傾きました。
その時はまだ迷いながらでしたが、薬を処方していただいた笠井先生に、ホモトキシコロジーを選択したいという事と、お薬は急にぷっつりやめてしまっても大丈夫なお薬ですか?それとも徐々に減薬すべきお薬ですか?とお伺いしました。
・・・そして、降圧剤も吸着剤も、今朝からストップしました。
吸着剤とは全く働き方が違うと思いますが、不要なものを排出するという点ではハーブを最大限に活用しようと思います。
年齢とともに臓器も弱っていきます。
老いることは普通のこと。
けれど、老いるスピードも、持って生まれたものもそれぞれ違います。
健康に注意して生活を送ってきた人でも病気になります。
かと思えば、ずっと不摂生を続けていても長生きする人もいます。
東洋医学の病院では、鍼治療とホモトキシコロジー。
家では、手作り療法食とハーブ、マッサージとお灸。
そして、西洋医学の病院での検査を継続して行きます。
もちろん、これから先も悩みながら病気と付き合って行くことになると思いますが、これでぽちのQOLを維持して行きたいと思います。
悩み多き2日間でしたが、この2日間で3つうれしかったことがあります。
ぽちの鍼の先生の治療は、まずマッサージで筋肉を緩めてから鍼を打ちます。
なので、ぽちの身体を触ってわかることがたくさんあります。
検査の結果をお伝えして、今は手作り療法食とマッサージをやってますとお話しすると
「マッサージはよくできてると思います」
とサラッと誉めてくださいました♪
それから、タール便の検査をお願いしていたおじいちゃん先生(M先生)から、結果のご連絡をいただきました。
虫卵なし。
悪い菌も特になし。
黄色いゼリー状のものは腸の粘膜です。
・・・ということで、変な病気ではなくてほっと一安心。
聴診器も当ててもらいましたが、心臓の音も問題なしと言われました。
おチビの頃から心臓にわずかな異常ありと言われているぽちさんですので、これもうれしい。
そして、出先でのぽちのピンチにSOSを発信したら、これを持って駆け付けてくれたロミちゃんに感謝!!

ぽちも思いがけずロミちゃんに会えてうれしかったようです♪
-memo-
・ヒーバー(肝臓)
・コーコンポ(呼吸)
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ぽちの和は、犬と飼い主のためのハーブ療法をお伝えしています。
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