> 桑の葉は蜂蜜の主成分フルクトース(果糖)の吸収を抑えることは
> できないんです。蜂蜜のフルクトースは結合しておらず単糖の
> フルクトースそのものなので、いたし方ありません。
う〜。
マルベリーの血糖値の上昇を抑制する働きは、砂糖には有効だけどハチミツにはそうではないってことだよね?
果糖、単糖、そういえば習ったなぁ・・・。
すっごい苦手分野ではありますが、「マルベリー&セリシンセミナー」をやってる身としては、ここはちゃんと確認しておかねば!!!
ということで今日は自分のためのお勉強。
漢字とカタカナ、呼び名がいろいろあると混乱するワタシなので、最初にちょこっとまとめておくと
※血糖値とは、血液中のグルコース(ブドウ糖)の濃度のこと。
◇単糖類
グルコース(ブドウ糖)、フルクトース(果糖)、ガラクトース
◇二糖類
マルトース(麦芽糖)=グルコース+グルコース
スクロース(サッカロース、ショ糖)=グルコース+フルクトース
ラクトース(乳糖)=グルコース+ガラクトース
マルベリー(桑の葉)の持つ成分、デオキシノジリマイシン(DNJ)は、二糖類分解酵素α-グルコシターゼの働きを阻害し(二糖類がグルコースに分解されるのを阻害して)、食後の血糖値の上昇を抑制します。
未消化に終わったマルトースやスクロース(ショ糖)はそのまま大腸へ移動し、腸内細菌のエサとなり善玉菌を増やしたり、便秘の解消に役立ったり、乳酸菌を増やしたり・・・といろいろ役立ってくれる訳です。
ここまでOK? > ワタシ
で、振り出しの「ハチミツと砂糖とマルベリー」ですが、砂糖の主な成分はスクロース(ショ糖)。
つまり、マルベリーのDNJがグルコースに分解するのを阻害してくれるとうれしい二糖類です。
対して、ハチミツの糖分のほとんどはグルコース(ブドウ糖)とフルクトース(果糖)。
グルコース(ブドウ糖)もフルクトース(果糖)も単糖類です。
最初から吸収しやすい糖分なので、阻害もへったくれもない訳です。
なるほど、糖ならなんでもマルベリーにオマカセという事ではない訳ですね。
ハチミツとマルベリー vs 砂糖とマルベリー の違いが分かりました。
(ついでにちょこっと調べてみたところ、わんこのオヤツで、ワタシがよく使う甜菜糖もスクロース(ショ糖)が約85%。
メープルシロップもスクロース(ショ糖)が約65%。
ダイエットや糖尿病予防にも利用される羅漢果は、フルクトース(果糖)だそうです。)
まぁ、ハチミツonly+マルベリーという組み合わせは、逆にそうそうないですよね。
糖ならなんでもマルベリーにオマカセという訳ではないけれど、普段私達が口にするものには、糖質オフでもやっていない限りは炭水化物がいっぱいです。
その炭水化物の分解を考えると、やっぱり「マルベリーありがたや〜」。
砂糖と炭水化物たっぷりの、昨日の夜のあのパンケーキだって

20分前に(焼きあがるのに20分待ったから)飲んだマルベリーティーが、グルコースになるのを阻害してくれていたに違いない!
グルコースだのマルトースだの、単糖だの二糖類だの、日々の食事で組成を気にする必要はなく、とりあえずは、食事の前にマルベリーのお茶、そして、スイーツにマルベリーティー、おすすめです!
って、いろいろ調べたわりにざっくりな結論。(^_^;)
あっ、もちろん、マルベリーさえ飲んでいれば大丈夫という訳ではなく、お野菜ちゃんと食べて正しい食生活は大事!
≪参考にしたところ≫
http://osatou.com/iloha/lonyori2.html
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%9C%82%E8%9C%9C
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A0%82%E7%B3%96
※もし間違いがあったら、どなたか指摘してくださるようお願いします。m(__)m
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ぽちの和は、人と犬のためのハーブ(植物療法)をお伝えしています。
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