2017年04月19日

さくらの香りを抽出するPart.3

2017年のさくらの香りシリーズ、いよいよ最終章です。

分液ろ紙で濾したオイルは、すっきり透明なオイルになりました。

20170418_3.jpg

当初は、普通のクリームを作ろうと思っていたのですが、オイルの香りを嗅いで方向転換。

「これはリップでしょ!」

ということで、精製した白いミツロウとさくらの香りのホホバオイルで2本のリップクリームが完成。

20170419_1.jpg
左)ミツロウとさくらの香りのホホバオイルのみ
右)ハイビスカスパウダーで色付けしたもの

唇に塗るものですし、ここに来て着色料はあり得ないし(そもそも持ってないし)、ワタシはハーブをやってる人間ですので・・・ね。

ハイビスカスで色付けしたリップクリームは写真で見ると濃い色ですが塗ってもほとんど色づきません。
ハイビスカスをミルして、我が家で一番目の細かいメッシュで振るった微粉末なので、ザラつく感じも全くありません。

20170419_2.jpg
点々と見えるのがハイビスカスパウダーです


ただね、唇に塗っても思ったほどには香りません。(^_^;)
この程度なら、あえてリップじゃなくても良かったか〜。

となると、ハイビスカスのパウダーがちょっと邪魔。
ということで、一旦固まったクリームを再度湯煎で溶かして不織布で濾し、ハイビスカスパウダーをさらに減らしたのがこちら。

20170419_4.jpg

リップ以外で使っても気にならない程度の柔らかい色になりました。

ハイビスカスの色をどう使うか。
実はいろいろ試行錯誤して 「今年はここまで」 とあきらめた結果のパウダーでしたが、その実験も今となっては余計だったかも。(>_<)


ただね、「ハーブの水溶性の色素をオイルに移す」 は、ワタシにとって、忘れた頃にふっと出てくる数年越しの課題です。
その都度思いついたことを試してみるのですが、どうもうまく行きません。
理系の頭があれば、「おっ!」というひらめきもあるのかなぁ・・・。



さくらの香りはミツロウの香りに負けちゃうくらいにほのかですし、持続しません。
来年は花びらの量を増やし、オイルの量を減らして再チャレンジしてみることにします。

もしリップで色付けまでを考えるなら、オイルは無色透明のオイルが良いかもね。

・・・ということで、来年のための備忘録を兼ねて、Part.1からのリンク集をば。

2017.4.14 さくらの香りを抽出するPart.1
2017.4.16 さくらの香りを抽出するPart.1(蒸留2回目)
2017.4.16 さくらの香りを抽出するPart.1(急いては事を仕損じる?)
2017.4.17 さくらの香りを抽出するPart.2
2017.4.18 さくらの香りを抽出するPart.2(ここからが長いのだ)
2017.4.19 さくらの香りを抽出するPart.3

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2017年04月18日

さくらの香りを抽出するPart.2(ここからが長いのだ)

一夜明けて、今朝の状態。

20170418_1.jpg

ん〜、デフォルトがこの状態 ↓ ですから

20170417_6.jpg

オイルがかなり濁ってますね。

これってつまり、オイルと蒸留水がきっちり分離できてないって事でしょ?

当初は上澄みのオイルだけスポイトで吸っちゃえばいいやと思ってましたが、これはやっぱり分液ろ紙が必要だよね・・・ということで、濾過開始。(この工程がやたら時間がかかるのだ・・・( ;∀;))

20170418_2.jpg

ろ紙で濾せばオイルはクリアな透明になるはずです。


香りはどうか?
ふふふ、当然気になりますよね。

桜餅のおいしそうな香りです♪
香りも結構濃いです。

ただ、塗った時にはすごく香りますが、その後に残らない香りです。
なので、逆に使いやすいかも。

オイルは20ml程度ですが、気長に待つとしますか〜。

次回はいよいよPart.3♪

超楽しい♪♪♪


ただ・・・・。
次回ろ紙を買う時は、もっと大きいサイズにしよう。(*´Д`)

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ローゼルも発芽♪

二度とやらないと誓ったはずが、なぜか日曜日は自治会の総会でした。^_^;
引継ぎが終わったらとっとと帰宅してハーブの植え替え。


セントジョーンズワートの種を蒔いた鉢には小さな芽がいっぱい出ています。

20170416_9.jpg
(ピンクの〇で囲った部分がセントジョーンズワート、黄色い〇で囲ったところが正体不明植物。)

これって、再生土だったっけ?
再生土だとしたら、カタバミの可能性が高いのですが、新しい土を使っていたならセントジョーンズワートの可能性もゼロではない?

形は非常に似ていますがこれだけサイズが違うってことは、多分違うと思うんですよね。
いずれにしろ、もうしばらくしたら正体がわかると思います。

仮にセントジョーンズワートだとしても、花を咲かせてくれるのはピンクの〇で囲った方のセントジョーンズワートかなぁ・・・という気もします。


コーンフラワーは、4年目となったエキナセアのプランターに定植。

20170417_4.jpg

マロウブルーも

20170417_1.jpg

マロウムスクもポットから鉢に移しました。

20170417_2.jpg



マロウムスクは草丈50cmくらいなので鉢のままでも良いかも?ですが、マロウブルーは草丈1mくらいまで成長するので、この鉢では窮屈になるはずです。
地植えしちゃう?


そして、11月のセリシンセミナーにご参加くださった方にいただいたローゼルも、種を取りポットに蒔いてから1週間ほどで、一気に発芽。

20170417_3.jpg

発芽したということは、育てよということ。
ますますプランターのやりくりに困ることになりそうです。(笑)


玄関脇の鉢で過ごしていたクロモジの苗も地植えしました。
背丈は35cmくらいのまだまだ小さい苗です。
門扉を越え、剪定が出来るようになるのは何年先かな。

明け方から雨だけじゃなくて風も強くなりました。
根っこが弱々しかったので、ちょっと心配。


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2017年04月17日

さくらの香りを抽出するPart.2

一晩置いたさくらの香りの蒸留水ですが、、、、。
あくまで個人の感想かつ、希望的観測もあるかもですが、昨日よりも青っぽい感じが若干薄れた気がします。

2回の蒸留で40mlほどの蒸留水ができたので、いよいよ 「さくらの香りを抽出する Part.2」 に入ります♪

Part.2ではオイルに香りを移します。
昨日、塩を加えたのはその前処理です。


ハーブにしても、野菜や食材にしても、自然の恵みをいただく場合、資源を無駄にしない、作ったものを 「ちゃんと使う」 ってとっても大事な部分です。

なのに去年は、香りはすばらしく桜餅だったのですが、その工程から 「これってお肌につけて平気なのかな?」 と、なんとな〜く使用を躊躇しての 放置 → 処分 でした。(>_<)

「ちゃんと使う」 ためには、 「これなら使える!」 という安心と、使いやすくするための加工が必要。

Part.1の蒸留は、ワタシにとって「お肌に塗っても平気かな?」 の不安を払拭するための工程でした。(しょっぱい海水だって、蒸留したら真水として飲めると言いますからね。)

でも、蒸留水のままではあんまり長持ちがしないし、用途も限られます。
もっと使いやすく加工するための工程が Part.2のオイルに香りを移す作業です。

20170417_7.jpg

今年はホホバをチョイス。

超楽しい♪♪♪
早く明日にならないかな。

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ホリスティックを知る強み

実は昨年から、獣医さんと、(ヒトの)漢方・鍼灸のプロフェッショナルが主催している、動物のための漢方セミナーに参加しています。
もちろん、ワタシは獣医療について語れる立場ではありませんので、一番後ろで静かに聞いてメモを取るのみです。

あのセミナーに参加されている獣医さんたちは、これまで西洋医学の獣医学を学び実践してきて、その後、東洋医学も治療に取り入れておられる方や、取り入れ始めようとされている方々。
人間の世界にも西洋医学と東洋医学の融合、統合医療へという流れができていますが、動物医療にも ですね。

諸先生方の話を聞いていて、「あぁ、やっぱりこの方たちは獣医さんなんだな」 と思ったのが、飼い主さんの訴えに対する答えが “薬” や “治療” になるところ。

一飼い主であるワタシ自身の経験から言うと、飼い主が動物病院に行く理由には、病気ももちろんあれば、病気未満のお悩みの場合もあったりします。

病気には、薬や治療が必要。
でも、病気未満のお悩みには、お薬じゃない方法 (ごはんとか、ハーブとか、生活とか、トレーニングとか etc...)、いわゆるホームケアでなんとかなる部分もあるのにな・・・と思います。

20170416_12.jpg

動物病院は “治療” をする場所で、獣医師は “病気を治す人” という立場もあるのでしょう。
獣医さんの治療が “薬” になる理由には、チャチャっと治れば 「あそこは良い病院」 、長引けば 「あの先生はヤブ」 そう判断しちゃう飼い主側の意識にも問題があると思うし、もしかしたら獣医さん側にも、「家でできることは全てやった結果の来院」 という思い込みがあるからなのかもしれません。

飼い主さんが、もう少しホリスティックな視点を持つことで、時にはとっても簡単な方法で・お薬以外の方法で・ちょっと何かを変えるだけで、解決できることもあったりします。

ぽちの尿漏れや、うみちゃんのごはん、りょうちゃんの抗生剤、ゴンちゃんの発作みたいにね。

ホリスティックに関心を持つ・・・ということは、実は 「愛犬のケアへの目覚め」 だと思います。
今までは元気いっぱいで、全くケアの必要性がなかったとしても、少しずつ犬も老いていきます。
そんな時に、わたしが 家で やってあげられること を持っておくのは、わんこにとっても、そして飼い主さん自身にとっても幸せな事だと思います。

でもね、ホリスティックを過信しないことも大事。
病院での治療が必要な場合と、ホームケアでできることの切り分けも必要ですし、何事もバランスです。

西洋医学にも東洋医学にも、その他の代替医療にも得手不得手があります。
ぽちの和を始めた当初から 「両輪」 という言葉を使っていますが、どちらか一方だけでなく、両方をうまく統合して、俯瞰して見ることができると良いなぁと思います。

植物療法をお伝えするワタシの仕事は、病院での治療とご家庭でのケアを繋ぐ事でもあるんだなと、改めて思うことの多かった 2017年の春。


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ぽちさん、オムツが取れました♪


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