分液ろ紙で濾したオイルは、すっきり透明なオイルになりました。

当初は、普通のクリームを作ろうと思っていたのですが、オイルの香りを嗅いで方向転換。
「これはリップでしょ!」
ということで、精製した白いミツロウとさくらの香りのホホバオイルで2本のリップクリームが完成。

左)ミツロウとさくらの香りのホホバオイルのみ
右)ハイビスカスパウダーで色付けしたもの
唇に塗るものですし、ここに来て着色料はあり得ないし(そもそも持ってないし)、ワタシはハーブをやってる人間ですので・・・ね。
ハイビスカスで色付けしたリップクリームは写真で見ると濃い色ですが塗ってもほとんど色づきません。
ハイビスカスをミルして、我が家で一番目の細かいメッシュで振るった微粉末なので、ザラつく感じも全くありません。

点々と見えるのがハイビスカスパウダーです
ただね、唇に塗っても思ったほどには香りません。(^_^;)
この程度なら、あえてリップじゃなくても良かったか〜。
となると、ハイビスカスのパウダーがちょっと邪魔。
ということで、一旦固まったクリームを再度湯煎で溶かして不織布で濾し、ハイビスカスパウダーをさらに減らしたのがこちら。

リップ以外で使っても気にならない程度の柔らかい色になりました。
ハイビスカスの色をどう使うか。
実はいろいろ試行錯誤して 「今年はここまで」 とあきらめた結果のパウダーでしたが、その実験も今となっては余計だったかも。(>_<)
ただね、「ハーブの水溶性の色素をオイルに移す」 は、ワタシにとって、忘れた頃にふっと出てくる数年越しの課題です。
その都度思いついたことを試してみるのですが、どうもうまく行きません。
理系の頭があれば、「おっ!」というひらめきもあるのかなぁ・・・。
さくらの香りはミツロウの香りに負けちゃうくらいにほのかですし、持続しません。
来年は花びらの量を増やし、オイルの量を減らして再チャレンジしてみることにします。
もしリップで色付けまでを考えるなら、オイルは無色透明のオイルが良いかもね。
・・・ということで、来年のための備忘録を兼ねて、Part.1からのリンク集をば。
2017.4.14 さくらの香りを抽出するPart.1
2017.4.16 さくらの香りを抽出するPart.1(蒸留2回目)
2017.4.16 さくらの香りを抽出するPart.1(急いては事を仕損じる?)
2017.4.17 さくらの香りを抽出するPart.2
2017.4.18 さくらの香りを抽出するPart.2(ここからが長いのだ)
2017.4.19 さくらの香りを抽出するPart.3
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ぽちの和は、人と犬のためのハーブ(植物療法)をお伝えしています。
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