ぽちもまさにその通り。
視覚。
ぽちの目が夜、電灯の下で見るとうっすら白くなってる?と思い始めたのが、ぽちが9歳(2010年)の夏頃でした。
低い位置に太陽がある朝のお散歩は、コースを選びながら歩くようになりました。
それ以外は特に不自由なく過ごせていましたが、ここ1〜2年になって、手、走行中の車の中に入ってくる日陰、道を横切る猫の影など、突然視野に入ってくるものにビクっとするようになりました。
見えてはいるけれども、だいぶ見え辛くなっていることは確かです。
今のぽちには、ドライブもお散歩も夜の方が快適なようです。
聴覚。
14歳を過ぎた頃から、聴覚の衰えを顕著に感じるようになりました。
昔は雨戸を閉めた家の中でも、オモテの道路をわんこが通ると耳と鼻を動かしながら「フガフガ」言ってましたが、気が付けばそれもなくなっていました。
それでも去年の夏くらいまでは、車のエンジン音には反応していました。
エンジン音を聞くと 「あたしは?」 と玄関まで後追いしていましたが、最近はエンジン音も聞こえなくなったみたい。(聞こえないのかどうでも良いのか?)
家人が出かける時の、「あたしは?」 な反応もほとんどなくなりました。

全く聞こえていないわけではなく、何か落としたり、ワタシの咳だったり、大きな音にはむっくり顔を上げます。
空気の振動を察知しているのかも?
いつもくったり眠っているので、ちょっとそこまで・・・の時は声をかけずに出かけます。
昔は部屋の何箇所かに置いてあるベッドを行き来していましたが、寝がえりとか、姿勢を変えたりすることも減った気がします。
出た時と全く変わらない姿で寝ている時すらあります。
目が覚めて誰もいないと 「あれっ?」 っとなると思うので、遠出の時は 「ぽっちゃん、ちょっと出掛けてくるよ」 と声を掛けます。
声をかけて目が覚めるときもあれば、覚めない時もありますが、わざわざ起こすことはしていません。
でも、声は掛けて出かけます。
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数日前の夕方、猫庭の水やりをしていると、ムクちゃんちのお母さんに声を掛けられました。
「お久しぶり。どうしてる?元気?」
犬友達は優しいですね。
主語のない 「どうしてる?」 には、いつもわんこがいます。
「いくつになった?」
窓越しに寝ているぽちを見て
「元気そうね。あいかわらず綺麗。」

ムクちゃんはぽちのお散歩友達でした。
時々会うと、ムクちゃんのお散歩コースまで遠征したり、ぽちの秘密スポットに一緒に行ったりしていました。
ぽちがパピーだった頃に知り合ったわんこはみんなシニア。
もう会えなくなった子もいます。
ムクちゃんもそのひとり。
ご近所さんなのに、ムクちゃんが亡くなってからは、道でバッタリ会う事もなくなっていました。
窓を開けて「ぽち」と呼んだら、むっくりと顏をあげてクンクンしていたぽちさんです。
聞こえた?
それとも匂いで 「あ、ムクちゃんちのお母さん」 って気が付いた?
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ぽちの和は、人と犬のためのハーブ(植物療法)をお伝えしています。
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