2019年01月31日

ぜんぶじぶんのじかん

気がつけば、1月最後の日。

あっと言う間の1ヶ月でした。
何かをしても、何もしなくても、月日は流れるものですね。


土曜日には、このあたりでも雪がちらつきましたが、積もるまでにはいたらず。

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今日は夕方から久しぶりの雨音が聞こえていますが、予報ではこれから雪になるようです。


月曜日、ぽちが亡くなったことを市役所に連絡しました。
狂犬病の予防接種の免除のための診断書の提出も、今年からは不要になります。

電話口でやり取りをしているうちに、涙がこみ上げて声が震えてしまうので、最後は「よろしくおねがいします」の途中で、そそくさと電話を切ってしまいました。
職員さん、すみませんでした。


ぽちが旅立ってからは、全部自分の時間になりました。
空模様を見ながら、何時にお散歩に行こうとか、そろそろぽちのごはんの時間だなとか、そんなことも考えなくて良く、何時に出かけようと、何時に帰ろうと、何泊の旅行に出掛けようと、なんら気にする必要がない日々です。
自由と言えば自由ですが、犬と暮らす不自由は、今となっては逆に幸せな不自由だった気がします。

ぽちは雨戸を閉めて電気を点けて帰宅を待っててくれるわけではないけれど、「ただいま」 と玄関から声を掛けても、暗い部屋の中で耳を倒して、目を細くして待っててくれたぽちはいないのだと思うと、帰宅時の暗さと冷んやり度合いが違う気がします。


ぽちの痕跡を見ることも、ぽちの痕跡が薄れていくことも、どちらも辛かったのですが、日々の暮らしを積み重ねていく中で、少しずつ少しずつ悲しみが薄らいでいるようには思います。
そうは言っても、まだ何かの拍子に涙のスイッチが押されてしまうこともあるのですが、、、、。

先週は、1月5日にめでたく16歳の誕生日を迎えたはなちゃんに、優しく心を暖めてもらいました。

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火曜日には今年初の木彫り同好会。

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ハーブのご用命をいただいたりと、ワタシを少しずつ仕事に引き戻してくださる方々があることが、何かやるべき事があることが、ありがたいと実感しています。



ぽちは沢山の学びと幸せをくれました。
今思えば、どんな時間も贅沢だったし楽しかった。
ただ、毎日、そこにいてくれることに感謝しながら暮らすなんてことはできなかったし、していませんでした。
が、多分犬もそれは望んでいないと思います。

ただ、一緒に過ごし、日々を楽しく暮らすことに一生懸命であれば、犬はそれが一番嬉しいのではないかな?と思います。



ぽちの12日後に、アッくんが亡くなったという知らせをいただき、ひどく驚きました。

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リアルでは会えなかったアッくんとぽちですが、きっとわかったよね。
今頃は、一緒に走ってお茶してるのではないかと思います。





何をしても、何もしなくても同じように時間が過ぎるなら、やるべきことをやりながら日々を過ごそうと思います。

2月からセミナーを再開します。


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2019年01月22日

柴犬・小豆ちゃんの場合(介助ベスト&腹巻き)

小豆ちゃんには、帯電防止の裏地付きの冬用介助ベストと、共布で作った腹巻きをお使いいただいています。
(ベストと腹巻きはスナップで着脱可能)




裏地が付いているので、滑りが良く脱ぎ着がさせやすいように思います。
時々、前足が突っ張っている時もあるので、そんな時は短時間にサッと済ませないと嫌がりますから、、、。
小豆ちゃんもするりと通過して、手間取らないのがいいみたいです。

暖房は入ってるけどワンズは床に近いところで生活しているので、ひんやりと冷たい冷気をかんじているのでは?
シニアわんこは、お腹周り、腰周りを冷やしたくないので、ベストと腹巻は必需品。
お腹と腰と布が重なる部分もあるので二重に暖かくしてもらえてると思います。

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関節が硬くなっていたりで、曲げ伸ばしやら、首からかぶったりする洋服はシニアになると着脱が難しい。
片手で体を支えたりしながらの着脱なので、ベスト&腹巻が一体になっているのは、ささっと片手で操作できるのはありがたいし、小豆ちゃんも楽だと思います。

自力での立ち上がり、おすわり、伏せが困難なので、日常のあらゆる面で助かっています。
洋服付のハーネスや前足を支える介助用ハーネスも試したけれど、サイズが合わないと支えきれないし、バランスをとる部分があっていないと、ちゃんと支えられずに頭が下がり顎をぶつけちゃったり、歩きずらそうでした。

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なので、冷えから体を守り、起き上がりや歩行をサポートしてくれるベスト&腹巻は、うちの子には必需品です。
犬にも、ママにも優しい作りになってるんじゃないかと思います。



腹巻きについて、いくつかご要望をいただきましたので、今後介助ベストと合わせて腹巻をご希望の場合に活かしたいと思います。


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2019年01月19日

ボーダーコリー・はなちゃんの場合(介助ベスト)

ボーダーコリーのはなちゃんは型紙モデル1号さんだったので、何度もご足労いただいて、フィッティングをさせていただきました。


■どんな使い方をしているか?
>家の中で過ごすときの部屋着としてほぼ毎日着用しています。
外に出るときはアウトドア用の頑丈なハーネスを使っていますが、頑丈なだけに布や留め具が固いため、家の中では横になるときにゴツゴツ体に当たってしまうので使っておりません。




■どんな時に役立つか?
>寝返り、起き上がり、立ち上がりなどにちょっと手を貸したいとき。
寝起きで家の中をヨタヨタ歩いているときにも、ハンドル部分を持ってちょっと手を貸してあげると転倒や尻もちの防止になります。

■改善点など
>体重15キロの中型犬のため、打ち合わせの段階から素材とデザインと強度とのバランスが一番問題だったと思います。
今使用しているものは背中の中心あたりにハンドルの力が一番かかるようになっており、現時点での介助用としてはそれで充分ですが、今後介助レベルが上がった場合にはもう少し着丈が長く、ハンドルが2か所に合ったほうがよいかもしれません。



■ここがオススメなど、自由に
>オーダーメードで作っていただけるので、市販のものよりも体形・体重に合ったものができたことがとてもありがたかったです。
家庭用の洗濯機で洗える素材なので、助かります。


※ 2枚目の写真は、後ろ半身を介助するものということで試しに作らせていただいた持ち手付きのおパンツを履いています。


最初は、そもそも15kgの介助が布切れで可能かしらん?と、ちょっと不安にもなりつつの試作でした。

ある程度の強度を持たせる為には、生地選びも重要でしたし、足繰り、身幅など、貴重なご意見を沢山いただけ、本当に感謝しています。

13.5kgのソレイユさんの介助ベストも、はなちゃんでの経験があってこそでした。




はなちゃんのSNSでは、昨年11月のふたり旅で介助ベストを着てホテル内を散策するはなちゃんの動画や、介助ベストを着て過ごす普段の様子が拝見できます。

本当にフル活用していただけている様子が、とてもうれしいワタシです。


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2019年01月18日

「そこ」から「ここ」へ住み替えさせるために

3連休からインフルエンザで寝込んでいます。

3日間38度越えの高熱が続き、一旦は36度台まで下がったのですが、5日目に再び熱が上がり、観念して近くのクリニックに行ってきました。

検査の結果はうっすらA型。
発症から時間が経過しているのでどうかな?とは言われつつ、例の一回だけ内服すればOKのゾフルーザが処方されました。

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クリニックでは、インフル拡散防止のためにワタシともうひとりの発熱者のみ、イスと暖房器具を用意された階段の踊り場で待機。
高齢者の多いクリニックなので、その場でゾフルーザも内服し、とにかく診察からお会計まで他の患者さんと接触しない形を取られていてホッとしました。


最初の3日の熱のピークは38.8度でしたが、平熱が35.4度のワタシにはかなりの高熱。
ミカンだけは食べていましたが、立てばフラつくわ、ちょっとお風呂に浸かるだけで体力奪われるわで、いやいや、ハーブティー以前に栄養摂らねば!を実感した次第です。

やはり、きちんと栄養を摂り、休養も取った上でのハーブティーです。


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寝込んで7日。
日にち薬と言いますが、ワタシの中で、7日ぶんベッドのあった「そこ」から「ここ(胸の中)」にぽちの住み替えが進んだかと言うとそうではなく、むしろ逆でした。

多分ワタシ、重いロスには陥らないと思っているのですが、高熱でうなされていた3日が終わってから、じわじわと胸に入り込んで来たのがぽちロスでした。

17年8ヶ月をともに暮らした犬が残していったものが不用意に目に入ったり、逆にあるべきところに痕跡がないことだったり、何かの拍子にぽちを失った悲しさが、するりとモグリこんで来て涙が止まらなくなるのです。

二階から階下へ降りて行くたびに
どこいってたのよ〜
って顔で、目を細くして、耳を倒してプルプルっと震えながらワタシを見上げるぽちの姿が、今はもうないことを思い知るのです。


ワタシの場合、ちゃんと向き合い、普段の生活を積み重ねながらじゃないと、ぽちを住み替えさせることができないようです。


まずはきちんと治して、ぽちと作った「ぽちの和」を丁寧に続けながら、ぽちのいない日常に少しずつ慣れていこうと思います。


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2019年01月16日

Mダックス・マリスくんの場合(介助ベスト)

第3弾はミニチュアダックスフントのマリスくんからお寄せいただきました。



我が家にはヘルニアによる後肢麻痺があるダックスがいます。

以前、介助ベストをいくつか使用してみましたが、どれもサイズや付け心地がフィットせず、本犬が着用を嫌がったり固まってしまったり・・・。
結局は使用しなくなってしまいました。

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ぽちの和さんの介助ベストは個々のサイズに合わせて細部まで丁寧に作られています。

身体に負担がかからずに着用できる事はもちろんの事、ハンドルの位置が絶妙で、介助する飼い主側の負担も軽減され、外出先でも大活躍しています。
素材も柔らかすぎず固すぎず、本犬にとって着心地が良さそうで、着用を嫌がったり固まる事は今まで一度もありません。
飼い主としてもストレスなく安心して着用させる事ができるのは嬉しい限りです。

シニア犬だけではなく、我が家のようにハンディがある子にもおススメの介助ベスト。
その子のQOL、ADLの向上や維持にぴったりの製品だと思います。

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我が家のお気に入りはメッシュ素材の介助ベスト。
お色もビビットでとっても可愛いく、明るいキモチで介助と向き合えるお気に入りの一着です。
換毛期や毛量の多い子には通気性の面もバッチリです。
我が家では通年でフル活用中です。



《注釈》
・QOL(quality of life)・・・・・生活の質
・ADL(activities of daily living) ・・・食事・移動・排泄・入浴など生活を営む上で不可欠な基本的日常生活動作


実は型紙モデルさんの夏用のメッシュ素材は、ネットで頼んで、届いてみたらなんとも目に鮮やかな蛍光バーミリオンで、当初はこりゃどうしましょ?と悩んだ生地でした。

が、試しにぽちの夏用介助ベストを作ってみると、通気性が良く熱がこもらないという点だけでなく、多少の厚みとクッション性が、寝床の真ん中にポジショニングできなくなり、でも、手を貸されるのはちょっと不本意だった当時のぽちにはピッタリでした。
見慣れれば鮮やかな蛍光バーミリオンは、ぽちに似合っていて可愛かったし、どこにいるかすぐわかる!という利点もありました。
お洗濯してもすぐに乾くので、我が家でも、一番よく使っていたベストです。

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お散歩にも着て行ってたよ(ぽ)

メッシュタイプは多少の伸縮性があります。
なので、伸縮性のない他の素材より少し小さめに作っています。

生地が結構お高いのが難点ですが、蒸し暑い梅雨時から暑い夏用に、1枚あると良いと思います。
洗い替え用にもなりますので。


※ こちらの蛍光オレンジのメッシュ生地は終了しまさした。
2019年4月25日以降は、蛍光カラーではなく、普通の「赤」 になります。


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