エキナセア
〜 ムラサキバレンギク 〜
(我が家の猫庭で咲いているのは
Echinacea purpurea)
柱頭部はちょっとプラスチックのような
シャリシャリとした手触り
咲き始めの花びらは黄緑色で
針葉樹の葉っぱのようです

7月7日
上を向いて細く立ち上がった花びらが
黄緑色から淡いピンクに色を変えながら

7月11日
徐々に横に開き

7月12日
花びら一枚一枚が段々大きくなります

7月16日
やがてそっくり返って垂れ下がり
花色も淡いピンクから濃いピンク
そして紫色に変わっていきます

7月20日
柱頭部が盛り上がり
バレン(馬簾)の形になっていきます
(ムラサキバレンギクの名前はこの形から)
葉っぱはサンドペーパーのように
ザラザラしています
冬は姿を消しますが
春になると再び芽を出し大きく育ちます
メディカルハーブでは全草を使います
地上部(リーフ)と根っこ(ルート)は別々に販売されていて
ルートの方がちょっとパワーがあります
特徴的な働きは免疫と抗菌
犬の場合
外用でもよく使います
脇から出た小さな蕾も咲き始めました

7月22日
育つ環境にもよりますが
プランター栽培でも草丈は70cmほどになり
直径12cmくらいの大きな花を咲かせます

ちょっと以前に育てた時の写真と見比べてみると・・・

2016年のエキナセア
なんか花びらの数が少ないよね
土かな?
たまたま?
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土曜日は、ワタシが所属する
JAMHA(NPO法人 日本メディカルハーブ協会)の20回目となるシンポジウムでした。
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第20回JAMHAシンポジウム北は北海道から、北海道アイヌ協会の楢木貴美子先生が、「アイヌの有用植物と文化・歴史」について。

樺太アイヌの衣装
講演の最後にご披露くださった「口琴」の音色がとても心地よかった。
南は石垣から、島ハーブ研究家の入口初美先生が、「沖縄の自然、文化とハーブ」について。

「デンブ」と言うフルーツ。閉会後にひとついただきました。
味や食感は「酸っぱい梨」という感じ。
北(アイヌ)と南(琉球)。
まさに昨年から始まった「日本のハーブセラピストコース」の、民族と歴史にまつわる内容でしたが、薬用植物が料理や儀式にどのように用いられ、伝承されてきたのかが、お二人の口を通してより生き生きと伝わってきました。
そして、本土(笑)からは元神戸薬科大学薬用植物園、現塩野義製薬油日植物園顧問の
沖和行先生が、「植物のちから」というテーマで講演をしてくださいました。
薬用植物に長く関わって来られた沖先生のお話は、合間合間に「へぇ〜」とか「ほぅ〜」というお話しがあり、後半かなりの駆け足だったのが・・・残念!
もう少しゆっくりお話をお伺いしたかったな。
休憩時間には、養命酒さんのブースでクロモジの香りを生かしたクラフトジンを試飲させていただきました。
「香の森」(アルコール分47%)をワタシはロックで(笑)
クロモジがふわっと香り、美味しかった♪
我が家には、ジンに桑の実を漬けたマルベリージン↓

があるので、今度猫庭のクロモジを剪定したらマルベリージンに漬けてみようと思います。(笑)
会場に飾られたアレンジには

わかります?
JAMHAだからと言いますか、さすがJAMHAと言いますか、エキナセアが♪

植物療法の世界も
エキナセアのように咲きながら広がっていくといいな・・・。
JAMHAシンポジウムは毎年開催されています。
一般の方もご参加いただけますが、会員の紹介があればちょっとお安くチケットが入手できます♪
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ぽちの和は、犬とハーブ(植物療法)とものづくりの教室です。
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