先日、木彫りメンバーが来た時に「わ〜、沢山ある」と驚かれたのが赤のメッシュ生地。
介助や介護って、そろそろかな?と思いはじめてからが早かったりします。
必要な時になるべく早くお手元にお届けしたいので、ずらせる日程はずらし、生地やパーツも切らさないようにしています。
介助ベストユーザーさんは既におわかりと思いますが、ベストの製作までには何度もメールのやりとりをします。
体の状態やお困りごとなどをお伺いしつつ、オーダーメイドだからこそできる工夫をさせていただくためです。
これまでにもいろんなお声をいただきつつ、少しずつマイナーチェンジもしてきました。
たとえばここ。

以前は真っ直ぐだったネックラインに、今はカーブをつけています。

真っ直ぐだと、首を持ち上げるとネックラインが折れて開襟シャツの襟のようになります。
それが可愛いという方もあれば、それが気になるという声もあり。
単純にネックラインを下げれば開襟にはならないのですが、そのぶん肩幅が狭くなります。
肩幅を狭くしたことで介助の際に首への食い込みが増えるのは嫌なので、カーブを付けるようになりました。
それと、ネックラインのちょっと下に横向きに付いているのが、リードを通すベルトです。
ここにリードを通せばリードが足にからまないということで、歩けるわんちゃんにお付けするようにしています。

カイトくん、ありがとね
着用時に止めやすいので当初は縦につけていたマジックテープは、サイズ調整ができた方が、、、というお声が多いため向きを変え、多少のサイズ調整ができるようになりました。
ワタシ自身の体験からも、介助ベストは、介助や介護が必要なわんちゃんと飼い主さんのお役にたてるものだと思います。
かかる時間や手間を無視して価格を抑えているのは、そのためです。
大型犬では数万円は覚悟していたのがこの価格はうれしいというお声もいただいています。
そんな声に支えられて介助ベストを作っています。
残念なことに、一旦はご連絡をいただきながらも採寸が難しくて断念する方も中にはおられます。
採寸の間、立たせることが難しいのだそうです。
でも、本当は、そういう体の状態の時こそ、介助ベストがあると良いなぁと思うのです。
介助が少し楽になることで、気持ちの余裕が生まれます。
その余裕が介助期・介護期の飼い主さんとわんちゃんに、必要だと思うのです。
「介護ベスト」ではなく、「介助ベスト」という名前にしたのは、ちょっと手伝ってあげると楽なのかな?と思った時に、なるべく早く用意してあげて欲しいからです。

介助が必要なのは、日常生活の中でこそなのです。
だから、「部屋着やパジャマのように、着たまま眠れて、着たまま過ごせる」ベストなのです。
お使いいただく皆様のお声を伺いつつ、これからもマイナーチェンジをしていきます。
~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~
ぽちの和は、犬とハーブとものづくりの教室です。
HPはこちら ⇒ 「ぽちの和」