チェストベリー
(Vitex agnus castus)
シソ科 使用部位:果実
今日から7月。
コロナに明け暮れて2020年も半分終わってしまいましたが、、、。
猫庭のハーブ、第4弾はチェストベリー(チェストツリー)。
和名はセイヨウニンジンボク。
多分、ハーブを勉強する前だか、はじめてまもない頃?
夏に涼しげなブルーの花を咲かせることから苗を迎え、数年鉢で育てていたのですが、樹勢が弱り花も咲かなくなってきたため、去年地植えにしたのでした。
猫庭では、ちょうど今が一番花の時期。
地植えにした途端、グングン元気に育ち今年は手のひらよりも大きな花穂がたくさん。

開花の遅い北国でなければ、花が2度楽しめるそうです。
最初の花が咲き終わり実になる前に剪定すると、再び芽が出て花が咲くらしい。
実(チェストベリー )を収穫したい場合は、2回目に咲いた花の結実を待てば良いわけです。
花も大きくたくましくなったので、地面に下ろして2年目の今年は、二度咲きにチャレンジしてみようと思っています。

立派な花穂です♪
常緑樹のティーツリーとは違い、冬は完全に落葉して枝だけになるので、冬の日差しを遮りません。
本格的な剪定はこの時期にやります。
「ハーブの持つ成分が医薬品の元になっている事も多いのですよ」という話は、講座の中でもしばしばしていますが、このハーブ、PMS(月経前症候群)の治療薬や更年期障害にも用いられる婦人科系のハーブなのです。
(当然、使用には注意が必要です)

ただし、ワタシは内用したことはありません。
なぜなら、閉経後のワタシに必要なハーブではないから。^_^;
(以前、セントジョーンズワートの時に書いた「長らく続いた不調」のきっかけのひとつに、更年期障害もあったのかも?と思います。
あの頃、ハーブを知っていたらいろいろ試せたのに、、、と思います。)
花だけでなく、学名の
Vitex agnus-castus(ビテックスアグナスカスタス)
という響きも何か好き。(笑)
わりと虫は付きません。
が、たまに花の中にテントウムシを二回りくらい小さくしたツヤピカの黒い丸い昆虫がスッポリと潜り込んでる姿を目にします。
タネの画像は、、、。
前に撮ってた写真が見つからないので、今年タネを撮ったらあらためてupしますね。
→
猫庭インデックス2020.7.2
前日の激しい雨と風で傷みかけた一番花を剪定。
ついでに混み合っていた小枝も剪定。
そのままバサっと花瓶に活けてこのボリューム。

綺麗なブルー。
やっぱり地植えにしてあげて良かった♪
じつは、花色がほとんど同じで紛れていますが、猫庭のラベンダー も同居。(ラベンダー についてはまた後日)

夏に涼やかな花たちです。
2番目の花が咲くのはいつごろかな?
楽しみに待ちます。
→
「二番花咲いたよ」