犬の植物療法でかなり大事な用い方が外用です。
ハーブティーやハーブウォーターでは、香りによる効果も同時に得られる使い方になります。

少し前の話になりますが、、、。
step.3(外用編)の前に、リクエストをいただいてマルベリー&セリシンセミナーを開催しました。

舐め壊して赤くなってしまったところにセリシンを塗っておくと、引きが早いそうです。
アルコール消毒による飼い主さんの手荒れにも、かなり良い働きをしてくれているそうです。
そもそもは人用のセリシンを、もしかして犬にも良いのでは?
と使い始めたのは、何を隠そうワタシです。(笑)
皮膚のお悩みには、いろんな理由があったりします。
セリシンで落ち着く場合もあれば、残念ながら、、、な場合もあります。
前にチラッと書きましたが、ワタシ、何度か全身ボコボコになるほどのひどい蕁麻疹の経験があります。

グロいですが、ピークのときの写真です
最初は膝の裏。
そこから、日を追うごとに徐々に範囲がひろがり、最終的には全身。


朝起きて動き始めるとぽつりぽつりだった膨疹が地図のようにつながり、猛烈に痒くなり、午前中いっぱい痒みと闘い、夕方までに徐々に消えていく、、、、が、1ヶ月半くらい続きました。
ピークの時は内服薬や外用薬のみならず、ステロイドの点滴も必要でした。
自分で経験してわかったのですが、「痒み」って相当なストレスです。
W搔くとますます痒くなるW とわかっていても、掻かずにいられないのです。
でも、そこは一応ニンゲンなので、理屈がわかるから加減はします。
掻かずに痒みを少しでも和らげようと、保冷剤で冷やしてみたりもできます。
でも、わんこは?
自分で冷たいタオルを用意して患部を冷やすなんてこともできないから、舐めたり、ガジガジ齧ったりしちゃう訳です。
掻いたり舐めたり齧ったり、、、。
アレルギーわんこの飼い主はその結果がわかるからこそ、愛犬が掻いたり舐めたりする姿に敏感だし、それを見ることが辛く、ストレスだったりします。
結果、エリカラを巻いて、掻いたり舐めたりするぽちの様子から目を逸らしてしまうことも、実際ワタシにもありました。
が、自分自身の蕁麻疹経験から、皮膚に関しては、今ある痒みを抑えてあげるという対症療法が絶対に必要と感じました。
そのためのひとつのアイテムに、ハーブの外用やセリシンがなれる場合もあります。

あの頃セリシンを知っていれば、ワタシ自身の蕁麻疹にも試せたのにね。
アルコール消毒後の手指にセリシン液のクロモジウォーター割り。
オイルでベタつくのが嫌な時に、オススメです。
~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~
ぽちの和は、犬とハーブ(植物療法)とものづくりの教室です。
HPはこちら ⇒ 「ぽちの和」