クスノキの香り、大好きです。
たまに蓋をあけて香りを嗅ぐという、アヤシイ行動も。(笑)

これ、蒸留したらどんな香りになるんだろう?
でね、ちょっと調べてみました。
クスノキの香りはカンファー(=樟脳)。
⇒ Wikipedia 樟脳 (カンファーで調べると、樟脳に転送されます)
上記によると、
> 水蒸気蒸留すると、結晶として得る事ができる
> 冷却器の中の水の表面に浮いた白い結晶を網ですくい集め、乾燥後袋詰め
したものが天然樟脳。
結晶?!?
ほほぉ〜。蒸留して固形の物ができるってすごくない?
ということで、早速蒸留してみました。

採れた蒸留水がこちら。

結晶は・・・、見当たりません。
「この量じゃ無理なのか・・・」と冷却皿を外して洗おうとしたら冷却皿の裏側にザラっとした感触。

↑ これ、ガラスがくもっているのではなく、何かが白くこびりついてるんです。
こっちか〜!!

フラスコの中に・・・ではなく、冷却皿のほうに結晶がくっついていました。
それを竹べらで集めてみると

木の香りと樟脳が混ざった香り。
市販品の化学合成された樟脳よりも柔らかい香りがします。
蒸留水の方は、さらに樟脳臭がマイルドでした。
(あくまで個人の感想です(笑))
かつては日本は世界最大の生産国だったそうですが、今は化学合成品が主流だそうです。
> 血行促進作用や鎮痛作用、消炎作用、鎮痒作用。
> わずかに局部麻酔のような働きがあり
でも
> 飲み込んだ場合には有毒
(・・・の割にはリップクリームなんかにも使われているらしい)
カンファーってそうなのね。
植物の中に自然な形でそのままあるものと、抽出したものとでは当然濃度も違います。
とりあえず、これは、ぽちの口に入らないようにしとかなきゃね。

カンファーと言うと、もうひとつ思い浮かぶのがローズマリー。
蒸留すると、ローズマリーカンファーもこんな風に結晶ができるのかな?
ローズマリーカンファーって、例のアレです。
賛否両論ありましたが、認知症のアロマで一時期流行りましたよね。
ってことは、クスノキの自然の香りは、もしかしたらぽちにもマイナスではないかもしれない?
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ぽちの和は、人と犬のためのハーブ(植物療法)をお伝えしています。
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