その間に、パピー、成犬、プレシニア、シニア、そして介護期と、さまざまなステージを駆け抜けていきます。

パピーから成犬へと向かう時期は、例えて言うなら春から夏。

心も体も、どんどん充実していく時期です。

心も体も充実した成犬期を夏とするなら、プレシニアからシニア期へ向かう時期は、ちょっと陰りや衰えが見えてくる秋。

でも、秋は実りの時期でもあります。
一緒に過ごしてきた時間を、さらに深めてくれる時期です。
犬との暮らしは秋からが長いと思います。
そうは言っても、穏やかな秋晴れが続くわんこもいれば

あっという間に厳しい冬を迎えるわんこもいます。

でも、冬には冬の楽しみがあります。
日向がとっても暖かかったり、空気の澄んだ冬にしか見られない景色もあります。
寒く厳しいだけではないと思うのです。

(銀柴さんならぬ金柴さん♪)
ぽちさんは、今、秋晴れからちょっと冬寄りってところ?
ちょっとずつ手を貸す場面が増えてきていますが、想像していた以上に、シニアのぽちはかわいいです。
シニアな行動に、(内緒で)クスッと笑いも増えました。

自分の犬が年老いていき、これまで出来ていたことが出来なくなる姿を見るのは悲しいですか?
ワタシは愛おしいです。
なかには事故や病気で、秋や冬を迎えることができずに旅立つわんこもいます。
それを思えば、ちゃんと秋や冬を迎えられることは喜ばしいことです。
いえ、無事に秋も冬も迎えられたことを、ワタシはぽちに感謝しています。
犬はたくさんの幸せをくれます。
シニア期や介護期は、たくさんもらった幸せのお返しができる時間でもあります。
その時間をくれたぽちに、ワタシは感謝しています。

寒い冬は、飼い主の思考もネガティブになりがちだったりもします。
なんとなく、、、ではありますが、トレーニングを頑張って 「出来ること」 を積み重ねてきた方ほど、できないことが増えて行くのが寂しい、辛いと感じておられたりするのかも?
老いは、頑張ってきた証です。
シニアの行動に、「困った!」 ももちろんあります。
でも、がっかりされたり、悲しい顏をされたり、怒られたりは辛いですよね。
人の一生も、犬の一生も同じです。
永遠に続く命はありません。
高齢の親や、年齢を重ねていく自分自身をかえりみれば、できないことが増えて行くことも理解ができるし寛容になります。
パピーにはパピーの、成犬には成犬の、シニアにはシニアの時間が流れます。
その時間の中で、飼い主ができること、飼い主がやってあげられることは変わっていきます。
逆に言うと、今のぽちにやってあげられることは、今しかできないこと でもあります。
だったら、老いていくこと、衰えていくことを嘆き、できなくなっていくことを数えていくよりも、今しかできないことを楽しく、工夫しながらやって行きたいではありませんか。

ね、ぽっちゃん♪
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ぽちの和は、人と犬のためのハーブ(植物療法)をお伝えしています。
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