ジャーマンカモミール
(Matricaria chamomilla、Matricaria recutita)
キク科、使用部位:花
猫庭のハーブ、第一弾はジャーマンカモミール。
くったりしおれかけたジャーマンカモミールの苗を譲り受けたのが、2015年4月。
以来、こぼれ種から毎年芽が出て、今年で5代目になります。
ワタシは「ジョー」と呼んでいます。(笑)
→ 「ジャーマンカモミールのジョー」
10cmほどと、わりと背丈の低いずんぐりの頃に蕾をつけはじめ

(紫色の花は鉢に間借りしているスミレです)
そこからグングン背丈を伸ばします。
ジャーマンカモミールは、とにかくアブラムシが付きやすい。

、、、のですが、不思議なことに大量にアブラムシが群がっていたかと思うと、数日後にパタリと姿を消すことがあります。
過去にいろいろ試してみたのは、ホワイトカオリンを薄めた水をスプレーしてみたり、ハーブウォーターをスプレーしてみたり。
薬剤じゃないので即効性は期待できませんが、それが功を奏したのか、そもそも全く関係ないのか、、、。
5年経過してもわからないままです。^_^;

こんもりと花の真ん中(花床?)が盛り上がった頃が収穫時。
収穫後も葉っぱの付け根から脇芽が出て、次々と花を咲かせてくれます。
盛り上がった花床の中は、空洞になっています。

この特徴はドライハーブでも確認できますよ。
浸出液はあざやかな黄色に生地を染め、精油は、、、この花のどこにこんな色が?と思うのですが、青。
メンタルが先か、消化器が先か、、、
心と体は連動していて、おこもりが長引いてくると、メンタルにも消化器にも不調が出てきます。
実はワタシにもそんな不穏な感じがそろそろ。
消化器が働いてないな、呼吸が浅くなってるな、と最近実感。
そんな時、消化器にもメンタルにも穏やかに作用してくれるのがジャーマンカモミール。
(メンタルの不調には、状況によってハーブを使い分けます。)
この日のブレンドは、ホーソン、セントジョーンズワート、猫庭のジャーマンカモミール。

ケア目的の一杯は、ちょっと抽出時間を長めにします。

たったあれだけの量でも、ジャーマンカモミールが香ります。

さすがにプランター栽培のジャーマンカモミールでは大した量は収穫できないので、自家栽培は内用のみ。
それも週に1杯程度ですから、ぜいたくで幸せな一杯です。
自分で育てたというのもあってか、ドライハーブとはちょっと違う美味しさです♪
ジャーマンカモミールのティーは青リンゴの香りに例えられ、水はそんなに飲まないのにカモミールティーは飲む、というわんちゃんも。(笑)
ぽちの温湿布やら、シニアになってからのお漏らし対策にもと、ジャーマンカモミールには本当にお世話になりました。
内用にも外用にもと頼れるハーブなので、災害時に何かひとつだけハーブを持っていくとしたら、ジャーマンカモミールかな?
ペットと防災の講座では、そんなお話もしています。
猫庭ではこぼれ種から春先にひょっこり出てきたのを救出して、プランターに移植して育てます。
全部収穫してしまうと、翌年ジャーマンカモミールを見ることができなくなりますので、ほどほどに、ね。
和名はカミツレ。
のど飴やボディソープにもと、結構いろんなところで利用されています。
→ 猫庭インデックス
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