2020年05月20日

セントジョーンズワート(Part.1)

セントジョーンズワート
Hypericum perforatum
オトギリソウ科 使用部位:開花時の地上部


猫庭のハーブ第二弾は、ジャーマンカモミールの回にもチラッと名前が登場したセントジョーンズワートです。

使用にあたってはちょっと注意が必要なハーブです。
猫庭では主に外用、ちょっと内用の目的で育てています。

もう何年目だろう?
かなり前から猫庭にいます。
冬は地上から姿を消し、春になるとちゃんと芽吹く宿根草。

花を含む地上部全草をオイルに漬けると、赤いオイルができます。
このオイルが傷や痛みなどの炎症を鎮めてくれるのです。


2014年5月27日

我が家では、セントジョーンズワートオイルだけで作ったバームを冷蔵庫に常備していて、火傷などの時に真っ先にこれを塗ります。

ティーでも良いのですが、ティーは水仕事をすると流れてしまいます。
バームなら水仕事をしても、流れずに患部にとどまってくれますからね。
なかなか引かない火傷の痛みも、塗ってしばらくすると引いてくれるし、これを塗っておくとその後の治りも早い気がします。

セントジョーンズワートは、聖ヨハネの日(夏至)に収穫するとされていますが、適した環境で育てている訳ではないので、猫庭では咲いた時が収穫時。(笑)

葉っぱを透かして見るとヒペリシンのポツポツが見えるのですが、花の頃って、ヒペリシンのポツポツが冬より増えるんです。

なるほどね。
育ててみてはじめて「収穫適期」があることを実感しました。


2016年6月25日

ただ、猫庭ではこれまでに1回だけ、しかも数輪しか花が咲いたことがありません。

花にこだわる理由は、しっかり赤い浸出油を作りたいから。

市販のドライハーブでオイルを漬けたこともありますが、赤いオイルが採れたためしがありません。
(メーカーさんや収穫された時期によっても違うと思います)

猫庭は午前と午後で日当たりが変わります。
つまり、花が咲けない理由は日照不足っぽい。
周りに日当たりを遮るものがない畑で育てられれば、多分咲いてくれるのではないかと思います。

そんなこんなで、自家製セントジョーンズワートオイルは、いまだに叶っていません。



そして、内用について。
これ、書くと結構長くなるので次回に分けることにします。


今年のセントジョーンズワートも、元気に育っています。
どうせおこもりなら、午前と午後で日当たりを追いかけてプランターを移動しようか思案中。(笑)

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ヒペリシンには光感作作用があるので、使用直後に日光などを浴びないよう気を付けてください。


猫庭インデックス
posted by ぽちの和 at 08:43| Comment(0) | TrackBack(0) | つくる・育てる・実験くん
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