2020年06月14日

セントジョーンズワート(Part.2)

セントジョーンズワート
Hypericum perforatum
オトギリソウ科 使用部位:開花時の地上部


part.1からだいぶ間が空きました。
セントジョーンズワートのpart.2は、内用について。


もう20年くらい前?になりますが、実はワタシ、ちょっと不定愁訴?自律神経失調?鬱手前?もしかして鬱?で、病院で処方された薬を長く服用していた時期があります。

仕事(バイト)もやめ、ご飯も作れず、ほとんど寝たきりだった時期もありました。

書くと長くなるので端折りますが、長引く不調から回復したきっかけは、鍼でした。
しかも、主訴はそっちでなく皮膚でした。

最初の鍼の日、問診から治療の2時間ほどの間になんと3回トイレに行き、2回目の鍼治療のときに「その後、どうでしたか?」と聞かれ、はじめて自分の変化に気がつきました。
そう言えば、、、ワタシ、、、この1週間元気だったかも? と。

鍼は調律

狂ってしまった音を戻すには、時間がかかります。
一回の治療で完全復活という訳ではもちろんなく、行きつ戻りつを繰り返しながら、そのうちお守りのように持ち歩いていた内服薬を手放せるようになりました。


今もたまに、あのイヤ〜な感覚が出てくる時があります。
気持ちがザワザワして、息苦しく、血管の中を虫が這うようなイヤな感覚。
ワタシの場合、それを感じるのは朝が多くて、そんな時にブレンドに加えるのがセントジョーンズワートです。
ちょっとモヤモヤするな、なんかヤな感じがするなという時に飲むと、深く沈んでしまう前に浮上できます。

コロナで普段と違う生活をしている今は、やっぱり平常心でいることはできていないようで、ここ数ヶ月はセントジョーンズワートのお世話になることが多くなっています。


やたら早朝に目が覚める
寝付けない
息苦しい(コロナじゃなくて)
なんとなく頭や気持ちが落ち着かない
苛立つ

そんなときに、長引かせて深く沈んでしまう前の、早めのセルフケアにも役立つハーブです。

もちろん、ハーブだけに任せるのではなく、ゆっくりしっかり息を吐く(息は吐かないと吸えません)、ぬるめのお湯で半身浴する、体を動かす、好きなことに集中する などなど、セルフケアでできることにも意識を向けてください。

眼精疲労や睡眠不足、気圧の低下、日照不足なんかが引きがねになることもあるので、目を休ませて緑を見る、ちゃんと眠る、天気の良い日はちゃんと日光にあたる、、、なんてことも大事です。


ただし、セントジョーンズワートは、医薬品(白い薬)との併用に気を付けなければいけないハーブです。
ハーブをちゃんと学んでも、医薬品に詳しいわけでは無い方が多いと思うので、だったらいっそ併用不可と考えておくと間違い無いかな?と思います。
(セントジョーンズワート以外にも使用にあたって注意が必要なハーブはあります。)



いわゆる鎮静系と言われるハーブにもいろいろあって、用途も違ったりします。
ジャーマンカモミール、リンデン 、レモンバーム etc...
程度や状況によっては、パッションフラワーやバレリアンを用いる場合もあります。



そうそう。
パッションフラワーといえば、、、

実は、ハーブを学ぶ前から「緑のカーテンにもなって、実も食べられるって楽しいじゃん♪」と、パッションフルーツを育てた事があります。

パッションフラワーもパッションフルーツも、おなじトケイソウ科。
トケイソウの名前の由来にもなっている、こんな花が咲きます。

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パッションフルーツというと、沖縄とか南国のフルーツの印象ですが、関東でもちゃんと実がなりましたよ。

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おっと、脇道に逸れました。

身体の不調はメンタルにも影響を及ぼすし、逆もしかり。
ここに書いた出来事は、ワタシにとっては、ココロとカラダが繋がっているというのを実感した経験でもあり、西洋医学や白い薬以外の選択肢を実感した経験でもありました。


セントジョーンズワート
犬の場合は外用で

とお伝えしていますが、シニア期の不安定なぽちには、たまに飲ませることがありました。
ぽちさん、ありがたいことにお薬とは無縁なシニアさんだったので。


癲癇などの発作のあるわんちゃんにも、鎮静系のハーブがかなり有効な場合もあるのですが、使用する場合はライトなものからお試しいただくようにしています。
ブレンドも、取り入れかたも犬それぞれになります。
(注)セントジョーンズワートは発作には使いません。


ふー。
このペースで書いてたらいつ書き終わるんだ?
猫庭インデックス。(笑)


posted by ぽちの和 at 08:44| Comment(0) | TrackBack(0) | つくる・育てる・実験くん
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