2020年05月23日

国内で14年ぶりの狂犬病発症


このニュース
犬と暮らしている方は、ちょっと気持ちがザワついたと思います。


昨日の夕方くらいに一旦ネットにあがり、その後、拡散されたものが何故か次々削除されていったという経緯があります。

拡散されていったリンク先が、 not found となっていく事態に

なんだ、これ?
フェイク?
誤報?

などと考えてしまいましたが、デマでも誤報でもなかったようです。


14年ぶり?
えっ?
だって日本は清浄国でしょ?

と思った方もあるかもしれませんが、海外でウイルスと接触して帰国後に発症した例は、ちらほらあります。

今回も海外で犬に噛まれ、その後発症 ということらしい。


清浄国と言われているせいもあってか、日本人は狂犬病に関する知識がすごく少ない。

ずっと以前に、人獣共通感染症のセミナーで、狂犬病を発症してしまった犬、そして患者の映像を見たことがあります。
狂犬病は恐水病とも言われ、水を怖がるという症状があるそうです。
その映像の数日後に患者は亡くなったと聞き、こわい病気だとしみじみ思いました。


犬と暮らしている多くの人は、犬が好きだし、すべての犬がフレンドリーで、きちんと管理されていると考えてしまいがちですが、狂犬病清浄国は数えるほどしかありません。

海外旅行先で、犬を見かけて撫でたくなったこともあるかもしれませんが、そんなリスクもあることを知っておいた方が良いと思います。


アジア圏ではほぼ犬からですが、犬だけが感染源ではないことを知ってる方はどのくらいいるのかな?

コウモリ、キツネ、ネコ、野生の哺乳動物から感染する可能性があります。
今現在、国内にこのウイルスを持つ哺乳動物がいないとしても、海外から船員が連れてきた犬が陸にあがることや、コンテナ船に紛れ込んでいたコウモリや野生動物が、日本で外に出て、、、もあるかもしれません。

鎖国でもしていない限り、新型コロナ同様に狂犬病とも無縁でいられることは、無理なのです。



「集団免疫」という言葉も、このセミナーで知りました。

ワクチン摂取が6割になれば、流行が抑えられるけれど、現状はそれを下回っているとも。



ワクチン接種については、毎年必要なのか?とか、副反応が出るため摂取できない犬や、高齢犬や重篤な病気があって摂取を控えたい犬もいたりします。
そして、摂取したことで命を落としてしまった不幸な犬もいます。

他の病気の例を見ても100%安全はないのが、なんかね、難しいですね。



少なくとも、新型コロナのようにヒトからヒトへの感染はありません。

海外旅行先での野生動物との触れ合いや、海外赴任先にペットを連れて行くことがあるかもしれません。
自分のペットを守るため、自分自身を守るためにも、現地はどうなのか?万一噛まれたりした場合はどうしたら?を知っておいた方が良さそうです。


狂犬病(日本獣医師会)

狂犬病(厚生労働省)

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5月20日

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モミジバエルダー、満開です。




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posted by ぽちの和 at 11:12| Comment(0) | TrackBack(0) | いろいろ
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