カレンデュラ
(Calendula officinalis
キク科 使用部位:花
もし、災害時に1つだけ非常持ち出し袋に入れるとしたら、ジャーマンカモミール。
そして、もし、1つだけハーブを育てるとしたら、カレンデュラ♪
そのくらいに、ワタシにとって用途が多く、フレッシュなドライが欲しいハーブがカレンデュラです。
フレッシュなドライ?
なんのこっちゃ?
ですよね。(笑)
ハーブショップで購入するドライハーブの中でも、カレンデュラは年によってずいぶん質が違うハーブです。
カレンデュラは、時間が経過すればするほど退色していきます。
これまでのワタシの経験によると、色鮮やかなオレンジのカレンデュラは数年に1度しか入手できません。
だったら自分で育てて、その年に収穫したカレンデュラを使えばいいじゃん!
ということから、育てるようになりました。
(モチロン自家製ハーブは自己使用に限り、講座で使用するハーブはハーブショップで購入したものです。)
色鮮やかなオレンジ色は、元気になる花でもあります。

マリーゴールドという呼び名が一般的ですが、ポットマリーゴールドとフレンチマリーゴールドがあるため、学名のカレンデュラで呼ぶことが多いかな。

花を漬けた浸出油で作られるカレンデュラオイルや軟膏は、わんこの肉球ケアにも、赤ちゃんのおむつケアにも用いられる万能軟膏です。

冬の乾燥による肌荒れはもちろん、コロナ禍でマスクや消毒液で手指やお肌が荒れてしまった方にもお役に立てると思います。

カレンデュラはルテインを豊富に含むことから、アイケアにもオススメです。
マリネやサラダにカレンデュラを散らしたり、この夏、網膜裂孔で眼科に通ってからは、食用オイルにカレンデュラを漬け込み、普段の料理にも活用するようになりました。

オイルは炒め物やドレッシングなど、普段のお料理にも使えるのでかなり便利です。
カレーや野菜炒めに玉ねぎと一緒に炒めたり

オニオングラタンスープや

マリネにしたり、ポンデケージョに混ぜたりもしています。
喉がチリっと痛い時にチンキ剤でうがいをしたり、口唇炎のできかけに塗ることで、悪化を防いでくれたり、治癒が早かったりもしています。
(おっと、口唇炎の治りかけには、チンキよりもオイルや軟膏がオススメです。)
そうそう、口唇炎に関してですが、ヘルペスウイルスはCOVID-19と同じエンベロープウイルスなので、だからチンキが二重に有効なのかも?です。
色鮮やかなカレンデュラからは、美しいオレンジ色の浸出油がとれます。

このオレンジ色を知ると、色のボケたカレンデュラは使えなくなってしまいます。(^_^;)

飲んで良し、食べて良し、塗って良し。
特に皮膚に関して、本当に頼れるハーブです。
ただし、キク科アレルギーのある方は使用をお控えください。
→ 猫庭インデックス
そうそう。
カレンデュラを何年か育ててみて、解けない謎があります。
カレンデュラの花芯には、濃いオレンジ、花びらと同じオレンジ色、薄い黄色の3種類があります。
濃いオレンジの花を咲かせたカレンデュラから採った種を育ててみても、咲いてみると薄いオレンジの花芯だったり・・・。
なんでかな?
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