2021年06月11日

アゲハの幼虫観察日記(完結編)


6月8日(お泊まり31日目)

末っ子の蛹の色が変化してきました。

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蛹化から12日なので、いよいよ明日羽化かも?
今度こそ羽化の瞬間を見たいので、ケーキboxのまま2階に連れて行きます。
しばらく観察していましたが、夜間の羽化はなさそうなので消灯してオヤスミナサイ。
(羽化は朝が多いらしい)


6月9日(お泊まり32日目)

4:32
さらなる変化。
チョウのお腹と翅の模様が透けて見えます。

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必要な時にすぐに飛び立たせてあげられるよう、そっと箱ごと1階に移動。


6:29
蛹の頭の部分が割れ、ついに羽化が始まりました!

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体が半分ほど出たところで、蛹の中になにやら排泄。

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前蛹になる前にした水様便みたいな濁った色。

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1分半ほどかけて完全に蛹から抜け出すと、割り箸を登り翅を乾かします。

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しわくちゃだった翅を小一時間ほどかけてゆっくり伸ばし

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時々ぷるぷると動かししながら乾かします。


雌雄を確認したところ、お尻の先端が割れているので、たぶん末っ子は雄みたい。

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最初のコと二番目のコは、どっちだったのかな?


7:58
羽化から1時間半。
勢いよく最初のおしっこをしました。(ちょっとびっくりするくらいに、なかなかの量ですよ。)

(運良く動画が撮れました)

飛び立つ準備がほぼ整ったようです。


8:02
割り箸ごと外の鉢に移動すると、明るい日差しを浴びて翅を広げ

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飛翔訓練



しばらくして、2回目のおしっこ

8:11
最後に数滴のおしっこをしてから、フワリと飛び立ちました。

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お天気に恵まれて良かった!

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バイバイ。
精一杯生きるのだよ。


猫庭でみつけたアゲハの幼虫の保護から32日。
全員無事に羽化できてホッとした〜。


memo(我が家環境で)
・孵化から終齢幼虫まで・・・・・約12日
・終齢幼虫から前蛹まで・・・・・約8日
・前蛹から蛹まで・・・・・・・・約1日
・蛹から羽化まで・・・・・・・・約12日


あ、そうだ。
はるみの枝から羽化後の抜け殻を外してみたところ、蛹を固定するための糸は、お尻と肩?あたりの紐だけかと思いきや、頭部から尻尾まで一枚の布状の土台が作られていました。

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鉢にはりつけてみた

安定して蛹の時間を過ごせるように、こんなにたくさん糸を吐いていたんだね。





追伸)
一昨日発見したあらたなタマゴに加えて、あらたに3つの卵を発見しちゃった。^_^;
3日に1度は新しいタマゴが生み付けられている感じです。

みんな無事に羽化させてあげたいのはやまやまなれど、だからと言って際限なくミカン科の植物を増やすわけにも行かないので、悩んだ挙句、我が家都合のルールを決めました。

まず、バイマックルーとはるみは、基本エサとはしない。(イザというときには提供する)
なので、バイマックルーとはるみにタマゴを発見したときは、ヘンルーダとグレープフルーツにタマゴを移動する。
移動した先でタマゴが孵化できるかどうかは自然に任せる。
エサ(ヘンルーダとグレープフルーツ)に余力があればなるべく早く保護する。
大きくなってから餓死させることがないよう、保護する頭数は制限する。

以上。


ということで、これにてアゲハの観察日記は完結です。


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posted by ぽちの和 at 05:17| Comment(0) | TrackBack(0) | つくる・育てる・実験くん
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