ある時はクスッとするおマヌケぶりだったり、ほほぅと感心したりの生きもの賛歌の番組なのですが、時として厳しい自然の摂理を感じてしまうこともあります。

つい先日まで書いていたアゲハの幼虫の観察日記もですが、たとえ1ヶ月でも一度世話をし、関わってしまうと、
育てるって、怖い
、、、と思うようになります。
全てがチョウとなって飛び立てるわけではなく、鳥や他の外敵のエサになってしまったり、寄生されたりと、知れば知るほど過酷です。
保護するルールを決めた結果、外の鉢で育つ幼虫もあり、玄関を開けるたびに様子を見てしまうのですが、弱っていく個体もあれば、脱皮がうまくいかなかったり、終齢になって数日後に忽然と姿を消してしまう個体もいます。
自然の営みの中ではどんな命も無駄にはならないとはわかりながら、やはりある日突然いなくなってしまうのを目の当たりにするのは辛い。
知ると怖いと思うのは、多分犬もおなじ。
ごはん食べて、お散歩して、うんちして、走り回って、遊んで、元気なだけでなく、病気もするし、怪我もするし、ヒトの何倍もの速さで年もとっていく彼らと生活を共にしていくと、心が通うぶんアゲハの幼虫どころではない苦悩や重さもあったありします。
育てるって、怖い
少しでも元気で過ごしてほしい。
なるべく穏やかに過ごしたい。
ぽちにとって、頼れる飼い主でありたい。
何か普段と違う様子を見ると不安になるし、失うことが怖くなります
だから、ワタシ、ぽちのためにハーブやらマッサージやらを学ぶことになったんだろうな
とあらためて思います。

ぽち亡き今、
たとえ1頭だけでも、最後を家庭犬として穏やかに過ごさせてあげられればと思うのだけれど、だからワタシ、結局保護犬を迎えることができないのかも。
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ぽちの和は、犬とハーブ(植物療法)とものづくりの教室です。
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