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2019年01月11日

介助ベストが支えてくれたもの(身体だけじゃなかったよね)

立ち上がりがちょっと大変になったぽちのために、最初の介助ベストを作ったのが去年の4月でした。

寝ている時間が長いシニアなので、金具やボタンなどゴロつくものは付けず、とっさの時に手を貸せる、部屋着かパジャマのイメージで日常的に着れるもの・・・・と考えて作りました。

その後、型紙を修正したり、夏用・冬用で素材を変えつつ、ぽちに5着の介助ベストを作りました。


試作1号(2018年4月のぽち)

メッシュ素材の夏用ベストはお洗濯しても乾きやすく、ほんの少しクッション性もあり、熱がこもらずサラサラの着心地で、じめじめ梅雨時から昨年の猛暑〜秋口まで愛用していました。

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2018年6月のぽち

最後に作った冬用の介助ベストは裏地を付け、シニアの身体を冷やさないよう、保温にも役立っていたと思います。

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2018年12月19日のぽち

ぽちにまだ体力があった時は、持ち手に軽く手を添えるだけで自力で立っていました。

阿吽の呼吸と言いましょうか、ぽちは手を貸して欲しい時はちらっとワタシを見てサインを送り、ワタシが持ち手に手を掛けるタイミングに合わせて起き上がっていました。


ちょっと危なっかしいな?という時には持ち手に指を掛けるだけ。
コケそうになった時だけしっかり介助。
そんな使い分けもできました。

なんでも踏んづけて猪突猛進するようになり、イスの下やら家具の隙間など、狭いところに入り込んでしまうようになってからは、ぽちを引っ張り出したり後退できないぽちの救助にも役立ちました。



ごはんを食べる時
水を飲む時
オムツ交換時
ちょっとお尻だけの部分洗いの時
カートや車椅子の乗り降りの時
寝返りの介助にも と、本当に日常の全ての行動の中で助けになりました。

ニンゲンには手が2本しかないので、手が足らない時はベストの持ち手にタオルを通し、膝でタオルを挟みながらオムツ交換をしたり、お尻の部分洗いをしたこともあります。


そして・・・、痙攣発作の時も。

ぽちは最期の日、何度か大きな発作がありました。

時々寝返りを打たせながらぽちの側で見守っていたのですが、ワタシがぽちの背中側にいる時に、上体を起こしながらワタシを探すような仕草がありました。
「おる?」
うん、おるよ ここにおるよ
大丈夫、ちゃんといるからと、ぽちを抱き起こし、抱きしめて発作をやりすごすこともできました。
発作の兆候で、ぽちを抱き寄せ、ひとりで発作とたたかわせずにすみました。


今思うと、ぽちとワタシにとって、ぽちの介助〜介護期を、体だけでなく心も繋ぎ、支えてくれた介助ベストでした。



昨年夏以降、何頭かのわんちゃんに型紙モデルをお願いして、改善点をお寄せいただいたり、型紙や持ち手の位置の改良、体重と生地選びなどを参考にさせていただいてきました。

介助ベストの正式販売に際して、介助ベストをご使用いただいている皆様からの声を、次回以降ご紹介させていただきます。


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2019年01月08日

幸せな17年8ヶ月でした

しばらくブログをお休みさせていただきましたが、仕事もブログも少しずつ再開して行こうと思います。

たくさんのお悔やみのメッセージをお寄せいただき、本当にありがとうございます。

ぽちが旅立った前後のことを少し書かせていただきます。

ぽちは、腎臓病を患っていました。
わかったのは、2015年2月、ぽちが13歳と10ヶ月の時でした。

近所のおじいちゃん先生に血管の細いぽちの採血が難しくなり、その前年の夏から、ハーブを知ってる獣医さんのところで健康診断をお願いしていました。

皮肉なことに
 腎臓はわかった時にはネフロンの75%が障害されている不可逆性の臓器
 治ることはなく、維持することを目指す病気
と教わったのも、その先生からでした。

慢性腎臓病とわかってから、当初はお薬を内服しましたが、いろいろあって、笠井先生に事情をお伝えした上でお薬をやめ、半年ごとの健康診断以外は点滴をすることもなく、ホリスティック(手作り療法食とハーブ)で対策してきた3年10ヶ月でした。

シニアになるにつれ、犬も慢性疾患などでお薬が増えていくと言われますが、ぽちがお薬とは無縁のシニア期を過ごせたのは、ハーブやごはん、マッサージなどの家庭で行えるホリスティックケアのおかげと思っています。

笠井先生には最初の診断から、薬をやめたいと相談した時も、その後の定期的な検査の際にも、また、年末からのぽちの様子をお伝えした際にも、的確なアドバイスをいただけたことに感謝しています。
もし、ホリスティックと無縁の獣医さんだったとしたら、薬をやめたいというワタシにどんな言葉が返ってきただろう?と思う事があります。


当初は、
 来年の桜を一緒に見られるだろうか?
と思いましたが、2年、3年と経過するうちに
 来年も一緒に桜を見ようね!
に変わっていったのですが、4年目の桜は一緒に見ることができませんでした。


腎臓に障害があることで起こる症状はいろいろあります。

最初にもしかして?と思ったのは、12月8日の胆汁嘔吐でした。
その時点では、まだ一時的な不調?と思いたかったのですが、23日、24日と二日続けての嘔吐があった時に

ぽちは旅支度をはじめてしまったのかもしれない

と感じていました。

それからの時間は、ぽちがワタシのためにくれた時間だったと思います。


年末には一旦おさまっていた痙攣発作を、年が明けてから頻繁に起こすようになり(それが痙攣なのか痛みなのかがワタシにはわからず)、もし痛みがあるなら痛みだけは取ってあげたいと思いました。
が、その際に助言を求めた笠井先生と、車での通院が苦痛になっていたぽちのために今後往診をお願いしようと思っていた鍼の先生の言葉で、今できることはぽちの時間に家族で寄り添うことだと覚悟を決めることができました。

それでも、往診の獣医師を頼みたい夫とワタシの間には壁がありましたが、ふたりの先生の言葉と、ワタシの気持ちを伝え、夫も納得してくれて、家族でしっかり看取ることができました。


去年の秋、ぽちは換毛をやめ、冬毛を蓄えていました。
食べなくなったぽちは、現世で体に入れたものを全部からっぽにして、身軽にして旅立とうとしているように感じました。
数日の間にどんどん体重が軽くなり、抱くと骨がゴツゴツしていましたが、たっぷりの冬毛で痩せ細って見えない(見せなかった)のは、彼女なりのワタシへの気づかいだったのかもしれません。

ほとんど食べていないのでフラフラはしていましたが、それでも前日まで家の中を歩いていたし、水を飲んだりもしていました。

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元旦のぽち(椅子の脚の間から、笑っているような口元が見えます)

生前のぽちが最後に口にしたのは、ハーブティーでした。
そして、ぽちの最後の呼吸のあと、お尻だけシャンプーで洗い流し、全身を拭き、身支度を整えたのもハーブティーでした。


赤いカドラーに眠るぽちは、とてもきれいな、安らかな寝顔でした。



ぽちが旅立った翌日。
木彫り仲間でもあり、昨年夏以降しばしばぽちの見守りをお願いしていた近所の柴友が、お別れを言いに来てくれました。

ずっとぽちを撫で続けながら話をしました。
その間、夫はテレビをみているふり” をしていました。


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ぽちの耳元に季節外れに咲いていた1輪のカレンデュラを添えて(ワタシはぽちの耳が大好きでした)、ぽちの大好きだったダンディライオンのクッキーを焼き、「あちらにいるコ達と分けてね」とぽちに持たせました。

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夫もいる年末年始のお休みに

覚悟を決める時間もくれて

短かったけどしっかり介護もさせてくれて

元旦は避け

でも毎年絶対忘れない日で

メソメソしすぎないで仕事に行ける日を選んで

少しぽちの和をお休みしようかな?と思っていたワタシに「そんなことしないでイイヨ」と喝を入れて逝っちゃいました。



ぽちが残していったものは、生きてるコたちに使ってもらいたいと、「迷子の柴さん」老犬介護のお仕事をしている友人のツテと、そして保護に係っておられる方に引き取っていただくことにしました。

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ぽち、ありがとう。

本当に幸せな17年8ヶ月でした。


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2018年12月23日

17歳のぽちとの暮らしの中で必要と思ったもの

ちょっとブログの更新が滞っています。^_^;
順不同ですが、まずは介助ベストから、、、。


先日作ったぽちの冬用ベスト

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と同じ生地で、介助ベストと腹巻きのご注文をいただきました♪

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持ち手だけぽちのと変えました。

ベストと腹巻きはスナップで連結できます。

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ネームを縫い付けて、昨日発送。

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腹巻きの背中のマジックテープだけ外してタランと垂らせば、オムツ交換も楽です。
濃い目の色の生地は抜け毛が目立つので、コロコロ必須。^_^;

厚手の生地に帯電防止の裏地付き。
滑りが良いので生地に毛が刺さることもなく、本犬の着心地も悪くないと思います。


今日明日にも到着予定です。
家族揃ってあったかクリスマスをお迎えください。

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モタモタしておりましたが、介助ベストは2019年から正式販売を開始します。

・立ち上がりがちょっとし辛くなってきた
・時々コケそうになる
・狭いところに入り込んでしまって出られない

などなど、介助ベストはシニアのわんちゃんや、DMのわんちゃんなど、ちょっと介助が必要なコと飼い主さんのお役に立ちます。


完全オーダーメイドです。
ご注文をいただいたら、採寸箇所をお知らせします。

市販品のしっかり素材のベストとは用途が違い、普段の生活の中で介助が必要な時に役立つ、着たまま眠れるパジャマや部屋着のイメージです。

ぽちさんは、着たまま(腹巻きもしたまま)お散歩にも行っています。

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(あっ、でも、男子は腹巻きは外して行った方が良いかもしれませんね。^_^;)

寒い冬のお散歩もちょっと安心。


ご案内ページが完成したら、あらためてご報告します。


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2018年12月17日

たらればらの話からの、、、(Vol.1)

たらればの話からの続きです。

数日前の朝のごはん風景

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なんか変でしょ?

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右後肢が不自然に内側に入っています。

こんな風に身体が傾くので、食べることに集中すると左後肢を軸にくるんと90度回ってしまいます。
が、足を着く位置を直してあげるとまっすぐに立ってごはんが食べられます。

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17歳8か月、筋肉という鎧がなくなることで、ぽちの膝はあきらかに不安定さが増しすごく危うい歩き方をするようになりました。
そして、よく転倒するようになりました。


寒くなってからは特に、毎朝のマッサージが重要になっています。

そっちに倒れるから自然とそうなるのでしょうが、右を下に寝ていることが多くなっているので、特にマッサージの前後では意識的に左を下に寝させています。


以前から時々書いていますが、実はワタシ、ぽちのパテラとヘルニアをきっかけに二つの協会でドッグマッサージを学び、認定もいただいたマッサージセラピストです。(でもマッサージはぽち専任です)

ぽちとの暮らしの中ですごく大事!
これを知っておくと知らないとでは全然違う!

と実感したのがマッサージとハーブでした。
(シニアになってからは、「介護のこと」も学んでおいて良かったことに加わりました。)


ぽちさまのマッサージは、普段はささっとですが時々念入りマッサージ。

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ぽちさんは尿漏れがあるのでトイレシートを敷いて行います^_^;

かなり痩せちゃいましたが、モコモコ冬毛でカモフラージュしてくれています。

この日はラベンダーのハーブティーで温湿布しながらの

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マッサージ。
(たまの部分洗いと、ハーブティーで温湿布がてら全身を拭きあげるだけで、ぽちはもう1年(いや2年?)以上シャンプーをしていません。それでも綺麗を維持できます♪)


一番気になるのは後肢ですが、いきなり気になるところをやってもほぐせません。
首、上半身とゆるゆるほぐしていくと

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後肢もこわばりが取れてきます。

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(両手を使うのでマッサージをしてる最中の写真は撮れません。(^_^;))

ぽちさんも、気持ちいいみたいです♪

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右が終わったら左もね。
(昔はこんな風に寝返りを打たせて両側を・・・なんてさせてくれませんでした。(^_^;))

こわばりが取れたら、仕上げは温パッドの登場です。

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あったかいね〜

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冬場の温パッド、オススメですよ。
温パッドの上にこんな風にもう一枚掛けておくと、かなり長い時間暖かさがkeepできます。

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マッサージ後は足の運びもスムースになります。
すんなり立ち上がれるようにもなります。

ただ、長くは続かないところがシニアです。
だから日々の積み重ねが大事なのです。

マッサージもハーブも、家でできることだからこそ、オススメなのです。


何もしなければ下るだけですが、行きつ戻りつすることで、老化の階段は少し緩やかになるように思います。


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2018年12月16日

しばらくぽちがてんこ盛り(たらればのはなし)

てんこもりシリーズ
実はまだまだ続きます


ぽちはパテラ(膝蓋骨内方脱臼)があります
(内方脱臼はほぼ遺伝であることが多いそうです)

おチビの頃から
キャン泣きしたりびっこを引くことが時々ありましたが
ちゃんと認識したのはぽちが7歳の時でした

外科に強いと言われる動物病院で
「手術適応ではない」と言われ
痛みを訴える時には内科療法(NSAIDs)
普段は筋肉をつけ体重を増やし過ぎないことを
心がけてきました


でも

「今(7歳)はそれができてもこれから先は?

10歳、15歳と年齢を重ねて
いずれは筋肉とか言ってられない年になるよね?
そのときワタシに何ができる?」

と思った事がきっかけで
「家で」
「わたしにできること」
として
マッサージやハーブ(植物療法)など
いわゆるホリスティックケアを学んで行ったのでした


若いうちはなんとなく過ごせていましたが
ぽちが16歳を超えた頃から
あきらかに膝が外れてるな・・・
という歩き方をする事が時々

ぽちは歩きながらそれを戻すのですが
なかなか戻りにくい時もあり
ヒヤヒヤしながら様子を見守るのです

そして17歳と8ヶ月の今は
右後肢が内側に入った状況が常態になりつつあります

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獣医さんの手術適応、不適応の判断は
何を基準としてるのかな?

と、時々思います


年齢や病気や状態にもよるけれど
その時・その時点で明らかに痛みがあったり
苦痛を訴える時は治療を選択するけれど
そうでない場合の判断は?
獣医さんはどのくらいまで先を見てるのかな?

いわゆる平均寿命と言われる年齢?


この疑問、実は歯の時も、、、

気になることがあって
歯科治療に明るい(と当時は思っていた)動物病院に行ったところ
「今処置をしないことでこの先
あの時処置をすればよかった と思うことはありません」
と言う言葉にホッとして
治療をやめたことがあったのです
(LLC動物歯科医学研究所で歯科医学を学ぶ前のおはなしです)


獣医さんに不要と言われると
大抵の飼い主は安心するものです
いや、そこを押してあえてやってください!
とは言わないと思うのです

少なくともワタシはそうでした

あのときパテラを直していたら
少なくとも今より少し足元はしっかりしていて

あのとき歯の治療をしていたら
もしかしたら腎臓の病気にならなかったかも?


たらればの話をしても仕方がないのですが
特に骨関節には不安がない方が
介護期は少し先送りにできるのかもしれないな
と思います


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