2016年06月13日

ピュアマイソールからセリシンを抽出

実は、桑の実収穫に伺った際に、お蚕さんだけでなく、ピュアマイソールの毛羽(繭を作る際に足場を作る時に最初に吐く糸)を分けていただいていました。

という訳で、本日、藤野に一緒に行ったGさんとセリシン抽出を行いました。

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淡いクリーム色のふわふわを計ってみると24.3g。

いつもの量に換算して、水を入れて抽出開始。

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繭はあわ〜いクリーム色でしたが、抽出すると結構色が出ています。

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ここからさらに抽出時間を延長し、200ccほどまで濃縮し、26本のバイアルを作りました。

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煮沸消毒の待ち時間に、絞った繭をほぐして糸を紡ぎました。
(繭は、やっぱり濡れた状態でほぐした方がほぐしやすいです。)

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糸が完成したら、指編みで何か作れたらいいなぁ・・・。


完成したバイアル。
結構濃い色です。

20160613_13.jpg

ちょっと量少なくない?とお気づきになりましたか?

実はね、藤野で「それは是非試してみなくては!」という使い方を教えていただいたのです。

ちょっと少な目にセリシンを入れておいて、その上からオイル(アルガンオイルとか、ホホバとか)で蓋をするとセリシンの劣化が防ぎやすくて、なおかつ使用感がUpするって。

確かに、オイルが空気を遮断するので腐りにくくなるはずですし、セリシンのツッパリ感がオイルを混ぜることでなくなるはずです。
実際、藤野から帰って試してみたところ、なかなかいい感じです。
面倒くさがり屋のワタシには、これだけで済むオールインワンはありがたい〜。


という訳で、できたてホヤホヤのバイアルのうち、1本にだけラズベリーシードオイルを入れ

20160613_17.jpg

残る12本は冷蔵庫でゲル化させます。

もちろんオイルはゲル化したものを開封した際に入れても良いです。

セリシンをお持ちの方、是非試してみてくださいね〜。


実は、今日はもうひとつ抽出をしたものがあるのですが、長くなったのでそれについてはまた次回♪

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2016年06月12日

10、11日目

お蚕さんの写真はありませんが蛹が登場します。
苦手な方は、スルーしてください。


2016.6.11
三姉妹が繭を作り始めてから8日目。

20160611_1.jpg
淡いクリーム色のきれいな繭です。


三ちゃんの時と同じように
繭を振るとコトコト音がします。

長女うめちゃん、二女はなちゃんを繭から出しました。
(三女ももちゃんは、繭のまま羽化してもらうことに)

「成虫(蛾)は、結構大きいらしいですよ」という
Gさんからのアドバイスをもとにベッドを拡張。

あと、羽化するとおしっこ?を飛ばすらしいので深さもup。(笑)

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左側は乾燥した桑の葉をベッドにした三ちゃんの個室。
右側は三姉妹の部屋。

繭から出したうめちゃん、はなちゃんには
セリシンを抽出した後の繭をほぐした真綿を敷いて
寒くないように、上からも真綿をふんわり。

20160611_3.jpg
右側:上がうめちゃん、下がはなちゃん、右側の繭のままがももちゃん。

ベッドを移動する時に触るとみんなもそっと動きます。


例のクシャクシャは、みんな蛹と一緒に繭の中に入っていましたので
やはり脱皮した皮ですね。
(三ちゃんの皮は、桑の葉の鉢に入れてしまったのですが)
これを水でふやかしてみるべきか否かで悩んだ結果

えーい!
長女の皮を水につけて戻してみることに。

20160612_1.jpg


2016.6.12

三ちゃんが繭を作り始めてから、11日目になります。
今朝見たら、桑の葉の掛け布団から出ていました。

色はまだ茶色いままですが、
そろそろ次の変化(変態?)の兆候か?



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2016年06月08日

三ちゃんを繭から出す

ここからは、お蚕さんの写真はありませんが蛹が登場します。
苦手な方は、スルーしてください。


2016.6.7(夜)
繭を作り始めてから6日目の三ちゃん(四川三眠)を
封筒から出しました。

20160607_5.jpg

光沢のある糸で編まれた、綺麗な黄金色の繭です。

振ると中でカタカタ音がするので
もう蛹になっているということですよね。

このまま羽化させるか
繭から出して羽化させるか・・・
すごーく悩んだのですが、
三ちゃんに、繭からお出ましいただくことにしました。

三姉妹が食べ残したパリパリに乾燥した桑の葉をベッドにして

繭の中の三ちゃんを傷つけないように、カッターで切れ目を入れて
裁縫ばさみでチョキチョキして

コロン

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えっ?

三ちゃんは、知らない間にこんな姿になっていました。
形はある程度想像していましたが、思いがけなかったのは色でした。
(コロンとベッドに落ちた時に、ちょっと動いた気がします。)

繭という快適な住処を失った三ちゃんに
お布団代わりに桑の葉を掛けておきます。

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繭はカッターでもなかなか切れないくらいにしっかりしていました。

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苦労したので切れ目がジャミジャミしてます。

住人がいなくなった繭の中をのぞくと

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なんだろ?

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ストローの袋をクシャクシャっとやったような感じですが
なんとなく幼虫時代の三ちゃんの面影がありますので、
幼虫から蛹になった時の、脱皮した皮なのでしょう。



三姉妹の3日分の糞ですが、
ここはひとつ、肥料として使わせていただくことに。
「やっぱ一番ふさわしいのは桑の木でしょ。」

20160608_2.jpg

ってことで、三ちゃんの脱皮した皮と一緒に桑の葉の根元にお返ししました。
(白いのは去年入れた卵殻です。)


お蚕さんの一生をネットで検索してみると
羽化してからは食べず、飛ばずで、産卵して終えるそうです。
なまじ名前をつけてしまったが故に、
羽化の先を考えるとなんだか余計に切ない。

絹糸もセリシンも
大事に使わせていただかなくてはと思います。


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2016年06月07日

6日目

三姉妹の姿は、全く見えなくなりました。
(なんか寂しい)

でも、お蚕さんは3日かけて繭を作ると言いますので
まだまだ中で働いているはずです。

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(左上から時計回りに長女うめ、二女はな、三女ももちゃん)

もう、こうなると名前もわからないでしょ?って

安心してください。

ちゃんと名前を書いてますから。(笑)

RIMG9561.jpg

お蚕さんから繭を作るまでの様子を見ていて驚いたのが
なんといっても食べる量&うんちの量。

わが家で過ごした3日の間に
これだけのうんちをしました。

20160607_3.jpg

引き取って帰った時は、3頭で丸2日分でしょ?
ひとり1日3枚くらいかな?桑の葉・・・
と思っていたら、とんでもない。(笑)
朝夕それぞれ十数枚ずつ近所の桑の木から葉っぱをいただいてきて、
それを保管して、なくなりかけた都度補給していました。
(お蚕さんは、しなしなや乾燥し始めた葉っぱより
やっぱりフレッシュな葉っぱを好んで食べていました。)
それだけ食べる訳ですから、この量もわからんでもない。(笑)

モシャモシャ プリっという感じで
身体の中を通過して、
必要なものだけ吸収したらあとは出す!
・・・みたいな感じでした。(^_^;)


それから、
お蚕さんは、繭を作り始めるとおしっことうんちをします。

その最後のうんちが右側。

20160607_2.jpg

わかります?
色が違いますよね。

桑の葉をモシャモシャ食べていた頃のうんちは緑色なのに
最後のうんちは茶色です。

これは3姉妹がみんな同じだったので、
たまたま・・・
とか
個体差・・・
ということではなさそうです。



さて、繭を作り始めて既に6日経過した三ちゃんですが・・・・。

繭のまま羽化させるか、繭から出して羽化させるか
悩むところ。



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4日目午後〜5日目

蚕の写真が出てきますが、わりとオブラートに包まれた感じなので、虫系が苦手な方もちょっと平気かも?

2016.6.5(4日目、午後)

この日はせたがやがやがや館で、
PHYTOROOMumiさん主催の「マルベリー&ハーブの健康作用講座」
桑博士の原先生が上京していらっしゃるセミナーです。

今回はセリシンではなくマルベリーが主役ですが、
マルベリー → お蚕さん → 繭 → セリシン繋がりで、
お蚕さんが繭を作る様子を見たい方もいらっしゃるかも?と
繭が完成した三ちゃん、
繭を作り始めたばかりの長女うめちゃん&二女はなちゃんを
同伴することにしました。

20160605_1120.jpg
出発前は、まだスケルトンうめちゃん&はなちゃんです

セミナーのお話しは、また日を改めてご報告しますね。

セミナー後の懇談会にご参加の皆様に、
三ちゃん、うめちゃん、はなちゃんをご覧いただきました。
(虫系嫌いな方は、ちょっと引き気味でしたが(^_^;)、
それでも私達がいただいている セリシンの生産者” ということで
興味を持っていただけたようです。)

セミナー後の懇親会まで連れ歩き、(^_^;)
帰る途中の車内では、透けて見えてたうめ&はなちゃんも
ほとんど見えなくなっていました。

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帰宅すると、マイペースだった三女ももちゃんも

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足場が完成して、本格的に繭を作りだしていました。

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2016.6.6(5日目)

三女、ももちゃんは透かして見ると見えます。

20160606_5.jpg

うめちゃん、はなちゃんは、動いているのがわかるだけで
もう姿は見えません。


20160606_6.jpg

ワタシが三姉妹を見ていると、ぽちも覗きにきます。

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「それ、食べられますか?」

20160606_4.jpg
「ませんね。」

お蚕さんは、3日かけて繭を作るということなので、
たとえ姿が見えずとも、中でせっせと働いているのだと思います。


5日のセミナーで繭を見てくださった方が
「この後が気になるわぁ」とおっしゃっていただのですが・・・・。


ご安心ください。

数日前から、羽化まで育てたいと思い始めた自分がいます。

今は、蛹を取り出すべきか、取り出さざるべきか

どうやって羽化まで過ごさせるか

その後の成虫をどうしたら・・・を悩み中。

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posted by ぽちの和 at 10:01| Comment(0) | TrackBack(0) | お蚕さん、繭を作る