2022年04月22日

巻くだけ簡単、後肢介助ベルト

「巻くだけ簡単後肢介助ベルト」のモニター2号、北海道犬のピリカちゃん(17歳、16kg)の介助ベルトです。

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モニター1号の黒犬さんのケースから見ると、ベルトが長すぎる感じがするなぁと思っていたのですが、いただいたお写真を見ると・・・。

ピリカちゃん4a.jpg

やっぱり長いですね。(笑)

ここ(ベルトの黄色い矢印部分)がダランと長すぎると、脚に絡まったり、排尿時におしっこが引っかかったり、しゃがんだ時に地面を引きずったりしますので、長すぎるベルトはピリカちゃんの飼い主さんに切っていただくようお願いしました。


そして、いただいた第一弾のご感想です。

早速、夕方の散歩時に着用させてもらいました。

とても通気性が良い素材なので、ピリカの様に毛量が多い子には、本当に助かると思います!
ピリカはマラセチアによる皮膚病が酷かった時期があり、そのせいで、身体に触れられるのを嫌がる傾向がありますが、こちらのベルトでしたら、パッと乗せてスっと足の下からくぐらせるだけのワンタッチなので、お互い気負わずに手軽に装着が出来て、とても快適でした。

写真のように、介助ベルトの持ち手にリードをくぐらせてホールドすると、ずり落ちることなく、しっかりキープ出来ました。

ピリカちゃん3.jpg

加齢とともに背中が丸まって、しっぽも巻き込む様になっているので、ずり落ちやすくなってしまうのですかね。

お散歩時に毎日着用して、写真や、気付いた事をその都度お伝えしたいと思います!
今日のところは、初介助ベルトの可愛いピリカの姿を激写した物を数枚送ります。
色もピリカにピッタリで、とても素敵なベルトを作って下さいまして
ありがとうございました!!

サイズもピッタリでした。


ということで、リードをベルトの持ち手に通して使用しておられるお写真です。

ピリカちゃん6.jpg

ナルホド〜。
首に負担のかからない形状のハーネスならば、リードで後ろ足の介助もできる良いアイデアかも。



ピリカちゃんの場合、今はお散歩の時だけの使用のようですが、介助が必要なシーンは普段の生活の中でこそ起こるようになってきます。
そうなると、常時付けていると安心になるのですが、その時は、ベストと連結することでずり落ちは回避できるようになります。


後肢介助ベルト、悪くない感じです。

ながらく課題となっていた男子の場合の後ろ半身の介助は、この形がベスト・・・かな?

巻くだけ簡単後肢介助ベルト、引き続き若干名のモニターさんを募集中です。

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2022年03月25日

後肢介助ベルト(バックルバージョン)

マジックテープでは圧着が弱かったため、黒犬さんの後肢介助ベルトをバックルに変更しました。

もしかしたら、ギャザーかシャーリングを入れると、多少ずり落ち予防になるかも?ですが、そういう作りにしていなかったので、今回は断念してバックルへの変更のみ。


アジャスター付きなので、肉付きが多少変わっても対応できます。

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黒犬さんと飼い主さんのお役に立てますように。


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2022.3.27 追記

リメイク後の後肢介助ベルトについて、黒犬さんからお写真とご感想をいただきました。

リメイク前に測っていただいたおかげで、ピッタリでした。

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黒犬さんは、後ろ足に疾患があり、舐め予防もかねてゆるゆるレッグウォーマーを履かせているそうです。
なので、足を通さないベルトタイプは一番装着が楽で助かりますとのこと。

確かにレッグウォーマーを履いた足だと、パンツに足を通し難いだろうと思います。


そんな訳で、マジックテープでは最下位だった介助ベルトが、バックルに変えたことで断然1位に昇格したそうです。

黒犬さんと何度もメールのやりとりをして、なんとかWわんこにも飼い主にも負担の少ない後ろ足のサポートグッズWの課題が、ようやくクリアできました。
ありがとね、keithくん。


部分的にギャザーを入れたり、素材を変えたり、持ち手の付け方を変えたりと、この先も試行錯誤とマイナーチェンジを繰り返していくことになると思いますが

・後ろ半身のみを介助したいわんちゃん
・前半身と後ろ半身を両方同時に介助したいわんちゃん
・必要に応じて組み合わせて使いたいわんちゃん など

今後はそれぞれのニーズによって選んでいただけるようにしようと思います。

当面の間、お写真・使用してのご感想をいただけるわんちゃんに、モニター価格(1000円+送料)にてお作りいたします。
ご希望のわんちゃん、飼い主さんのお問合せをお待ちしております。


*おパンツにつきましても、当面の間同様の条件にてモニター価格(1000円+送料)にてお作りいたします。


さーて、次は一体型だ〜。


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2022年03月20日

後肢介助ベルト(マジックテープは不可でした)

黒犬keithくんから後肢介助用ベルトの試用レポとお写真をいただきました。

後肢ベルト_keith.jpg


黒犬keithくんに試してもらったのは

・空太くんバージョンにリメイクした介助ベスト
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お腹の繰りを深くして、必要時のみお腹のベルトを渡す仕様です

おパンツ
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・後肢介助ベルト(マジックテープバージョン)
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の3種類。

後肢介助ベルトは、履きやすさ(着せやすさ)という点では群を抜いて一位。
車イスとの併用も問題なし。
・・・なのですが、残念ながらマジックテープの圧着では強度不足。
強度をしっかり持たせるなら、バックルやフックを使う必要がありそうです。
常時着せておくならゴロつくバックルは使用したくないのですが、お散歩や必要な時のみの使用と割り切るならバックル使用バージョンもありなのかな。
(黒犬さんの「後肢介助ベルト(バックルバージョン)」を作ったら送るので、ちょっと待っててくださいませ。)

空太くんバージョンについては、現時点では大丈夫そう(ベストが身体全体をホールドし、前半身の持ち手と力が分散されるから?)とのことですが、引き続きご感想をおしらせいただくようお願いしています。

ということで、13.5kgの黒犬さんの後肢を現時点で一番安全にしっかり介助できるのはパンツということになりそうです。


先日ご紹介した手ぬぐい2本でできる介助ベルトも、しっかり結べばパンツ同様に安全に使用できると思うので、お試してみてください。

ちなみに黒犬さんは晒(さらし)で試してみようかなと言っていました。

おぉ、晒(さらし)!
それはGoodアイデア!
晒(さらし)なら、必要な長さで切れば良いだけです。


さて、次なる課題は、介助ベストの”後ろ足を通さずにしっかり後肢介助できる男子用”です。


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2022年03月14日

手ぬぐい2本でできる後肢介助

シニア犬は後肢から弱っていくことが多く、立ち上がりがちょっと大変になったり、ごはんの間にもお尻が落ちてぺったり座り込んでしまうようにもなっていきます。

シニアになったぽちのために作ったのが、介助ベストでした。

介助が必要なシーンは普段の生活の中にこそあります。
とっさの時に手を貸せなくては意味がないし、寝ている時間が長くなったぽちのために、「着たまま眠れる部屋着兼パジャマ」が必須条件でした。

体重7kg程度のぽちなので、前半身の持ち手でだいたいの介助はできていましたが、ごはんの時にぺったり落ちるお尻を持ち上げるのは前半身の持ち手では難しかったのを覚えています。

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2018年のぽち

その後、身体の大きいわんちゃんのために、後ろ半身にも持ち手をつけた介助ベストをお作りするようになったのですが、身体の大きい(特に男子の)わんちゃんから、後肢の介助のお悩みを多く聞くようになりました。


先日ご協力をいただき黒犬さんのおパンツを作らせていただいたのですが、後肢を介助する必要があるコの場合、パンツに足を通させることが厳しい時もあります。

で、足を通さずに使える後肢の介助グッズ

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(強度等、実際に試用してどうだったか?ついては、ご感想をいただきましたらあらためて)

を作ってみたのですが、先日のブログにも書いた通り、実はこれ、使い勝手や見た目を気にしなくてよければ、手拭い もしくは薄手のタオルが2本あればできちゃいます。(結びやすい厚さと、布幅が細すぎないことが重要)

なので今日はそれをご紹介することにします。


一般的な手拭いは長さが90cmあるので、まずは手拭い2本をつないでください。
ミシンがなければ手縫いでOKです。
普通に買うと意外と高い手ぬぐいですが、100均でGETできればお財布にも優しい♪
ただし、使用時に糸が切れては大変なので、しっかり縫い付けてください。
(写真のトルソーは腰回り29cmで、110cmの布でギリギリ結べます。)

使い方は以下の通り

1. 繋いだ手拭いの真ん中あたりを背中に乗せます
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2. 太ももの内側を通してお尻に回します
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3. 端っこを背中の下に通して落ちないように止めておきます
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4. もう一方の足も同様に太ももの内側を通してお尻に回し
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5. 3.と結びます
 結び方は2通り
 (a)一方だけ背中を通して結べば、手拭いから手を離してもずり落ちにくくなります
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 (b)背中を通さずに左右の端っこを結んでも良し
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 (ごはんやお散歩の時だけの使用で、手を離さないのであればこれでもOK。
  少し長めにしておけば、介助者も腰をかがめずに介助できて楽だと思います。)


気をつけたいのは、排泄の時。

どちらかと言うと、(a)の結び方の方が肛門を塞ぎにくいように思います。
が、どちらの場合もお尻に回した手拭いの幅が広いと、肛門を塞いでしまいうんちがついてしまいます。

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トイレの時は黄門さまを塞がないようにお尻側の手拭いを細目に折るなどしてくださいませ。

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ちょうど良い位置に折り癖をつけておけば、毎回の使用が楽になります。


お洗濯時以外は履きっぱなしでよければおパンツが良いかも?ですが、必要時のみ使用するならコレで充分かも。

履いたり脱いだりの回数で選べば良いと思います。


今は介助ベストにもこの形を応用して、今より後ろ半身を介助しやすくできるよう思案中です。

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追記)
その後、トルソーを使っていろんな素材、いろんな結び方で試してみたところ、尻尾のない犬種・尻尾の垂れてる犬種・お尻が痩せてきたシニアわんこの場合、(b)の結び方でも手を離せばずり落ちるようです。
一時的な介助で使うならこれで必要充分と思うのですが、ずり落ち防止のためにはなるべく滑りにくい生地を使用するのが良いと思います。


ずり落ち問題を徹底的に解消できるのは、やはり介助ベストとの連結になりそうだなぁ、、、。



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2022年03月10日

足を通さない後肢介助グッズ

黒犬さん用の「足を通さずに使える後肢介助グッズ」が完成しました。

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背中から内股に当たる部分はフリース生地にしています。

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トルソーとぽちの記憶に協力してもらいましたが、果たして長さや角度はこれで良いのかどうか?などなど、黒犬さんに届いたらご意見をいただくことになっています。


実はこれ、構造は無茶苦茶シンプルです。
大袈裟にこんなものを作らなくても、手拭い2本で後肢をサポートできます。

なんでぽちの時に思いつかなかったんだろう?と思います。^_^;

それについては、また後日。


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Mちゃんの春ブレンド

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春はいろいろ自律神経を乱しがち。
(それでなくても普通じゃない生活がもう2年続いています。)

ワタシも気をつけなきゃな季節です。

わんこもですよ〜。


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